13話.浮島のデスマッチ(前編)

氷河地帯でタイガトロンは不思議な振動を感じる。しかし、深く気に留めぬまま、サイバトロン基地に定期報告をしている途中、タイガトロンはデストロンに襲われて謎の雲のはりつめる谷底へ落ちてしまった。

彼の毛皮でも持って帰ろうとするデストロンのワスピーターとテラザウラーはタイガトロンの後を追ったが、じき、謎の雲から二人の悲鳴が響くのだった。

遅れて襲撃現場に到着したコンボイさんは、タイガトロンは死んでいるかもしれないと基地に報告。皆は、「出たばっかなのに〜」とつぶやく。

ところ変わってデストロン基地、を、偵察していたエアラザーはぼろぼろになって帰還したテラザウラーとワスピータを発見し報告に戻る。デストロンの二人は、雲の中に不思議な浮島を発見、そこの武器にやられ命からがら戻ったのだ。メガトロンは、浮島にブラックウィドーとスコルポスを派遣する。その動きをキャッチしたサイバトロン側は、エアラザーを追跡に出した。

タイガトロンは浮島にいた。そこには、数々の罠が仕掛けてあった。また、そこの塔には強力な武器が装備されていた。浮島で誰かが武器を使うと、たちまちその武器が始動、ビームが飛んでくるのである。

地上から浮島に偵察ロボットを出したスコルポスは、そこにタイガトロンの姿を見つける。しかし同時にその偵察ロボットをタイガトロンは捕まえる。そして、浮島に向かうデストロンたち。後を追ったエアラザーは、スコルポスにやられてしまう。もっとも、スコルポス自身も、塔のビームをあやうくくらうところであった。一部始終を見ていたブラックウィドーは、塔を乗っとろうと考える。

エアラザーが気がつくと、目の前にはタイガトロンがいた。タイガトロンは、先の偵察ロボットのプログラムを変え、サイバトロンの基地に送っていた。

それを受け取ったサイバトロン基地では、タイガトロンの撮った映像がさっそく再生された。タイガトロンの無事を喜ぶサイバトロン。しかし、タイガトロンは、謎の浮島と強力な武器の存在を告げ、それがデストロンに取られることの危険性を叫ぶのだった。

 


ブラックウィドーのセリフじゃないが、誰がこんな浮島を作ったのか、とか、上には書かなかったけどやたら質量の軽い衛星の存在とか、どうもこの星はただものでないことを匂わせる話である。しかし、この伏線は最終話にならないと解けない。ちょっと長すぎる伏線だ。
塔に描かれていた品の悪い(失礼)目玉模様がなかなか愉快だ。×××××の趣味だとしたら、そうとう悪趣味である。

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