３話　チータスの危機

ライノックスが新型の無線機を開発した。チータスは面白がって（？）、さっそくその実験に名乗りを上げる。基地を飛び出したチータスは、デストロンを見たらすぐ引き返すようコンボイから釘をさされていた。

外では、スコルポスがメガキャノン砲を見つけて、喜んでいた。それに気づいたチータスは、コンボイの止めるのも聞かず、スコルポスにちょっかいを出して、タランスに不意打ちをくらい、見事やられてしまうのだった。

いいようのない夢を見ていたチータスが、ようやく気づくと、そこは基地の中。（関係ないけどこの夢は、ちょっと予知も含んでいたな。）そして、せっかく作った無線機を壊してしまったことで、チータスはコンボイさんからめちゃめちゃ怒られる。そのうえ、ラットルと言い争ったチータスは、売り言葉に買い言葉、よせばいいのにまたもや基地を飛び出して行った。ライノックスに見つめられたラットルは、表面上はしぶしぶと、彼の後を追う事にした。

なお、チータスは案の定、タランスの不意打ちというか不意落ち（笑）をくらって意識を失う。そして、気がついたときにはクモの巣にしっかりとっ捕まっていたのだった。おまけに、エネルギーをじりじりと吸い取られて、そのままタランスのえさになるのだという。

サイバトロン基地では、ダイノボットとコンボイがメガキャノン砲をめぐって、正面突破か他の方法を取るかで言い争っていた。その頃、ラットルはようやくタランスの地下基地を発見する。ラットルは、タランスを岩の下敷きにすると、パスワードを入れるようさんざん要求する装置をぶっ壊して、危ないところでチータスを助けた。だが、そこに無事だったタランスがやってきて、ミサイルを放つ。二人は命からがら逃げ出した。当のタランスは、いつもより余計にやられることになった。

さて。サイバトロン基地。チータスはラットルと一緒にうなだれて戻るが、ラットルはチータスの無茶を隠してコンボイにとりなすのだった。コンボイもさっきは言い過ぎたと謝り、二人は無事放免される。しかし、二人っきりになると、ラットルの機嫌はすこぶる悪くなる。チータスは、彼の去って行ったほうに、礼を言って微笑むのだった。

チータス、災難に遭うの巻である。なお、このすぐ次の話でもチータスは似たような目にあうので、さしずえめ、今回は前編というところか。しかしこの回でやっぱり一番圧巻なのは、タランスの性格の悪さだろう。さらに、まだこのときこの星についてそんなに間もないと思うのに、しっかり、もう秘密基地をこしらえている（＾＾）。

ところで、チータスやラットルが大冒険をしているあいだ、コンボイさんはずぅっと攻撃か他の手かで、ダイノボットと論争していたらしいが、その間にメガキャノン砲が完成して、襲われるかもしれないとは考えないのか。

攻撃あるのみっ！！

ただ攻撃すれば いいってもんじゃ ないっ！！

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