2005年9

ツマグロヒョウモン  10/4
 これもアサギマダラを捕まえた日に写したものです。同じ花壇の中を飛んでいました(下の写真と同じ花なのでわかるでしょう)。ツマグロヒョウモンという蝶です。目の前で花の蜜を吸ってくれたので、いい写真になりました。
 今の季節、アカタテハやヒョウモンの仲間がたくさん飛んでいます。写真のツマグロヒョウモンはオス。メスは前羽表側の先端に黒と青の模様があるので、すぐに区別ができます。この蝶も、素敵な色と模様ですよね。なぜかヒョウモンはオレンジ色の花によくやってくるような気がするのですが、単なる思いこみかな?

 

アサギマダラ  9/30
 光が丘公園を散歩していたら、偶然見つけました。このあたりではめったに見かけない珍しい蝶。うそだろーっ、というくらい驚きました。近所で見たのは2年前に続いて、これが2匹目。
 散歩に出かけるとき、虫取りの準備は何もしなかったのですが、デジカメは持っていました。実物が無理ならせめて写真だけでも、と驚喜しながらあわてて撮った写真の1枚がこれ。バックは青空だったのですが、できあがってみたら、光り輝く映像になりました。
 ところが撮影のあと、つい欲が出てきました。すぐ目の前にいたので、もしかして素手で捕まえられるのではと思ったのです。やってみたら、採れちゃいました! いま家にいます。
 追記:夜、もう一度蝶を手にとって詳しく見たら、何と羽にマーキングがしてありました。数字の「8」。アサギマダラにマーキングする活動があるのです。それについては、別の機会にお話しします。

ルリタテハとハナムグリ  9/20
 日曜日の夕方、教会から帰ってきて駐車場に車を入れていたら、目の前の地面に葉っぱのようなものがありました。黒っぽくて、しかも立っている。もしや蝶では?
 葉っぱのようなものがフワリと開き、青い帯が見えました。やっぱり! ルリタテハです。ラッキーなことに、ぼくはそこに捕虫網を持っていた(すごいでしょう)。すぐに捕まえましたよ。
 今年ルリタテハは結構採ったので、この蝶は標本にはせず、飼うことにしました。写真はハナムグリと一緒に密を吸っているところ。餌は樹液なので、カブトムシやクワガタ用の密で間に合うのです。

ゴマダラチョウ  9/9
 6日に、子どもに頼まれてカマキリの餌を採りに出かけました。シジミチョウやセセリチョウなど。台風が近づいていて雨が降っていたので蝶たちが飛んでいるかどうか心配だったのですが、意外にたくさんいました。
 悪天候でほとんど期待していなかったのに、この日思わぬ収穫が。あたりを探していたら、芝生の上になんとゴマダラチョウがたたずんでいたのです。餌のことも忘れて、すぐに網をかぶせました。雨のせいで動きが鈍っていたみたいで、簡単に捕まりました。羽も完璧だったし。

 

コカマキリの羽化  9/1
 わが家で飼っているコカマキリがおととい羽化しました。背中に小さな羽がついているのがおわかりでしょう。これがどんどん広がっていきました。捕まえてきたときはほんとに子どもでした。それが一度脱皮して、きのう2度目の脱皮の時、背中には根が生えていたのです。
 蝉でも蝶でも同じですが、羽化したての羽は小さくてくちゃくちゃです。ところが数十分のうちに見る見る伸びて胴体と同じ大きさになるのです。それはそれは見ていて不思議です。色が付くのにはさらに数時間かかります。
 カマキリの羽化を目撃するのは、わが家では初めてのことです。

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