2005年7

ツゲノメイガ  7/29
 24日(日)に息子が捕まえた蛾が、5日たっても元気です。羽も足も全く痛んでいません。砂糖水で飼っています。蛾を扱っているインターネットサイトで調べているのですが、名前がわかりません(※30日にツゲノメイガと判明)。何しろ日本に棲息する蛾の種類は約4800種(蝶は約250種)。ぼくみたいな素人にはわからないものばかり。
 白く見える部分は半透明で、光の当たり方では薄いピンクの輝きが見えます。そのさりげなく奥ゆかしい美しさがぼくは好きです。羽の左右の長さが30〜35mm。

 

キアゲハのクローズアップ  7/15
 今朝3匹目のキアゲハが羽化! 今度はアップの写真を撮ってみました。いい顔してるでしょ。蝶はどれも美しいけれど、キアゲハも綺麗です。細部を細かく観察すると、どうしてこんな所にこんな色や模様があるのだろうと、感心してしまう。この足も見て下さい。クリーム色と黒のツートンカラーですよ。この凝り方、洒落者だねえ。
 写真じゃわからないけど、ストローはまるで革ベルトのような強靱さを思わせる輝きです。ただひたすら、美、美、美。

 

 

キアゲハ羽化する  7/14
 今朝わが家のキアゲハが羽化しました! 友達の庭に幼虫がいっぱいいるからというので、7月3日に4匹もらったんです。終齢幼虫だったので翌日には4匹とも蛹になりました。
 羽化は夏休みに入る頃かなと思っていたら、今朝、息子の良がケースを見て「あれーっ、早くねえ?」と驚きの声。すでに殻から出ていた蝶がくちゃくちゃの羽で動いていました。
 実はさらに驚いたことに、昼過ぎに2匹目が羽化したのです。2匹とも人なつこく、指や肩にとまってきます。残りもどうやら明日中に成虫になりそうだ。

 

スギハマキ?  7/11
 数日前、面白い蛾をベランダで発見。一見、カメムシ。インターネットで調べたのですが、はっきりはわかりませんでした。スギハマキではないかと推測しているのですが。
 一応ハマキガの一種には違いないと思っているのですが、この種の仲間はかなり多いのです。差が微妙なもんだから、区別がつきにくい。

 

 

 

オニベニシタバ  7/5
 わが家の棟のエレベーターで息子が捕まえました。下羽に紅色があるのがわかりますか? 飛んでいるとこれがもっとはっきり見えて、とてもきれいなのです。
 ただ黒っぽいだけのように見える上羽も、よく見ると、繊細な模様が施されています。まさに日本の美だなあ、と思わず見とれてしまうのです。胴体だって美しいんですよ。写真の頭から羽の裾までが約30mm。
 このコーナーで何度も言うことですが、蛾も蝶に劣らず、とても美しいのです。気持ち悪がらずに、ぜひよく観察してみて下さい。

 

トンボの羽化  7/3
 わが家で飼っているヤゴがついに羽化! 今朝7時20分に発見しました。6匹のうちの最初のヤゴです。どうやらムギワラトンボのよう。
 ところがなぜか、このトンボはいつの間にか、このまま息絶えてしまいました。原因は分かりません。発見した時はちゃんと手足を動かしていたんですが……。
 蛹のまま死んだチョウチョや、羽化の途中で死んだセミなど、今まで数多く目撃しています。自然界で生き抜くことはそれほど難しいということなのでしょう。
 残りの5匹に期待したいと思います。

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