2005年10

ウマノスズクサ  10/22
 わが家でいま育てている草です。なぜか? ジャコウアゲハの幼虫を飼育するためです。近所に群生するところがあり、そこから根っこごと持ってきて植木鉢にさしておいたら、少しずつ育ってきました。今までジャコウアゲハの幼虫を飼育する時、いちいち葉っぱを採ってきたのだけど、あっという間になくなってしまうのです。やはり栽培するしかない。それで、こうして来年に向けて準備しているところ。
 この草には毒があるのですが、ジャコウアゲハとホソオチョウの幼虫は、これを食べても死にません。でもその幼虫を食べた鳥は死んでしまいます。つまりこの蝶たちは、身を守るためにこの食草を選んだのです。自然の驚異。すごいなあ。

ランタナ 10/17
 虫の写真ばかり続いているので、たまには花を。植物と虫は切っても切れない関係なので、草花ももっと載せましょう。
 これはランタナという花で、蝶が良く来るというので春に買ってきました。育てやすく、わが家でも6月頃から繰り返し繰り返し、ずっときれいな花を咲かせています。和名は「七変化」。その名のとおり、同じ茎から異なった色の花が咲くのです。この写真はたまたま同じ色だけど。町を歩いていると、意外に多くの家の窓や庭でこの花を見かけます。
 ベランダに蝶が来るのを期待していたのですが、今年はだめでした。来年までお預けか。

キアゲハ、まだいるぞ  10/15
 夏に撮った写真ではありません。いま、わが家にいるキアゲハの幼虫です。教会の庭には花が多いので虫がたくさん来るのですが、うちの家族が虫好きなのを牧師先生が知っていて、10日にくださったのです。
 これは終齢幼虫です。ちなみに下が頭。間もなく蛹になって、蛹の形で越冬するものと思われます。しかしその食欲たるやすさまじく、ベランダにあったイタリアンパセリをほぼ1日で食い尽くしました。写真でおわかりでしょう。茎しか残っていません。あわててマツキヨでパセリを2鉢買ってきましたが、そのうちのひとつも、もうなくなっています。また買い足さなきゃいけないのだろうか。早く蛹になってくれえ〜。
 ところで、蝶の幼虫は、農薬がついているパセリなどを食うとあっと言う間に死にます。以前2度ほどそれで失敗したことがあります。

ハンミョウは元気  10/14
 メタリックな色と模様が美しいでしょ。子どもたちも大好きです。わが家でもう2か月も生きています。
 8月のお盆に帰省したとき、墓地で3匹捕まえたのですが、そのうち2匹は1週間ほどで死にました。この1匹だけがこうして元気に過ごしています。餌は小さな昆虫類。わが家ではもっぱらヤマトシジミを与えています。時々ミルワームを。よく観察していると、ハンティングはカマキリほど得意ではありません。結構ジタバタと追っかけっこをやっていて、笑わせてくれます。

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