シロツバメエダシャク 10/29
今日(29日)図書館からの帰りに、団地の階段で見つけました。白い壁にひっそりと止まっていました。図鑑の解説によれば、幼虫はイチイの葉を食べるということですが、成虫の餌は何なんだろう。
蛾ってきれいでしょう。蝶とは違った美しさを持っています。蛾や蝶が属する鱗翅目(りんしもく)の9割以上は蛾なんだそうです。日本だけでも4800種(蝶は250種)。愛情をもって見ていくと奥が深く魅力的な世界です。今年は光が丘でもチャドクガが大量に発生していて、ちょっと危険みたいですが、こちらの蛾は大丈夫。蛾の仲間と言うだけで毛嫌いするのはやめましょうね。
クロウリハムシ 10/20
道を歩くとき、ぼくはつい下を向いてしまいます。気分が落ち込んでいるのではありません。虫を探しているのです。外出するときもエレベーターを使わず階段を上り下りすれば、いい運動にもなるし、よく虫を見つけることができます。夏には石畳を歩いているセミの幼虫も見つけました。今はカマキリやカメムシなんかとしょっちゅう出会います。
写真の虫は、クロウリハムシ。階段で見つけたのですが、わが家のベランダで育てているカランコエの花にとまってもらいました。一緒に別の種類のハムシも捕まえましたが、クロウリとのツーショットはできませんでした。
チョウの標本 10/18
息子の良が夏休みの自由研究を、今頃やっと学校から持って帰りました。自由研究では1年の頃からほぼ毎年、虫を取り上げていましたが、5年生になって、本格的な標本づくりに挑戦しました。
ぼくも小学生の頃ちょっとやっていたけど、適当なものでした。昆虫採集セットが店で売られていて、注射器なんか入っていましたね。
甲虫の展足に比べて、チョウの展翅は神経を使う難しい作業。初めはぼくや娘も手伝っていましたが、今では良が自分でやっています。これらのチョウを捕まえたのは全部本人です。標本はほかにもありますが、学校にはひと箱だけ持っていきました。
バラは美しい 10/11
光が丘に「花と緑の相談所」という所があって、そこには温室もあり、ハーブ園やバラ園があります。この写真はそこで撮影したもの。
子どもの頃はコスモスのような素朴な花が好きで、バラの美しさがあまりわかりませんでした。だいぶ大人になってから、ああやっぱりバラも美しいなと思うようになりました。でも、花びらがたくさんあってボタンみたいなものはバラに見えなくて、今でもあまり好きではありません。
これは9月末に撮影したのですが、季節はずれなのかどうか、園内を探し回っても、形の整っているものが多くありませんでした。ほんとは深紅のバラを撮ってみたかった。
羽化直前のさなぎ 10/6
わが家で飼っているジャコウアゲハのさなぎ。すでに3頭は羽化し(1頭は5日ほどで死亡)、これが4頭目。さなぎに成り立ての頃は黄色いのですが、次第に黒くなってきます。ジャコウアゲハの成虫はクロアゲハに似ていて、その黒っぽい色が殻から透けて見えるようになるためです。
まもなく出るだろうと思っていても、時間がなかなか読めない。このさなぎも、気がついたときにはもうすっかり殻から出て、羽を伸ばすために休んでいました。
殻が破れ始めてから、体が出終わるまでおよそ15〜20分。でもその時をとらえるためには、じっくりと待たないといけないのです。
スケバハゴモロ 10/1
光が丘公園で見つけました。体長6mm。右の写真のような羽の広げ方だと、左右15mmくらい。
羽が透けている虫と言えば、ふつうセミ、ハチ、ハエ、トンボといったところですね。時にチョウやガにも羽が透けているのがいます(アサギマダラ参照)。で、写真の虫は何の仲間か?カメムシ目に属するのです。どこがカメムシなの? へえーって感じですよね。
間違って、「すけべはごろも」などと読まないように。
ヒメアカタテハ
9/23
さわやかな秋晴れの秋分の日、息子と光が丘公園へ虫採りに。前日までの寒さがゆるみ、虫たちも暖かい日差しの中で花から花へ、木から木へと舞っていました。補虫網を持って歩いている親子が、ぼくたち以外に2組ほどいました。ぼくは採集だけじゃなくて、写真も何枚か撮りました。
写真はヒメアカタテハ。モンシロチョウくらいの大きさです。決して珍しい種類ではありませんが、模様がきれいなので、ついつかまえたくなります。
このチョウ、裏側の模様が全く違っていて、それがまたきれいなんですよ。下の9/6分写真を見てください。
アシグロツユムシ
9/15
きのう(14日)、埼玉の森林公園に行って来ました。昆虫がたくさんいました。チョウもバッタも。甲虫は見つけられなかったけど。基本的にここは昆虫採集はしてもいいけれど、もって帰ってはいけないというルールになっています。で、何枚か写真を撮ってきました。
この虫、家に帰ってから図鑑で調べました。アシグロツユムシというのだそうです。写真を撮る少し前には、同じ花にヒョウモンチョウがとまって密を吸っていました。
ウラギンシジミチョウも見つけたのですが、逃げ足が速かった。
カマキリが蝶をつかまえた!
9/6
天気のいい土曜日、仕事の合間に息子と虫採りを。ヒメアカタテハを見つけたので、二人で追っかけたら、コスモスの畑にとまりました。よーし、と近づいていくと、様子が変。……何とオオカマキリが蝶を食べているじゃありませんか!
ちょっと信じられない光景で、ぼくたちが事態をのみ込むまでに数秒かかりました。どうやら蝶が止まったところに運悪くカマキリがいたようです。コスモスの葉っぱに紛れて見事な補色になっているのです。偶然見かけた自然界の劇的シーンでした。
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