草津よいとこ 7/30
ここ2ヶ月ほどサイトの更新をあまりやっていないので、訪れてくれる人たちには申し訳なく思っています。ごめんなさい。別にやる気をなくしているのではなく、こっちの時間がとれなくなっているだけです。
先週、草津へ2泊3日の家族旅行に出かけました。ここ数年、泊まりがけの家族旅行をしていなかったので、子供たちも喜んでたし、楽しめました。卵が腐ったような温泉独特の匂いが懐かしかった。修学旅行で九州に行ったときの別府温泉と同じ匂いでした。あのころはなんてひどい匂いだ、って思っていたけど、この歳になると、あの匂いをかいでいるだけで肌も心もツルツルになるような気がして、ある種、癒しの香りだと思いましたね。
草津から西へ山道をウネウネと登っていったところの白根山もすてきな場所でした。緑が生い茂る山々の中に、岩肌がむき出しになった山がそびえている光景は一種異様で、感動的です。
草津滞在中は、近くで昆虫採集もして、きれいなチョウを何頭か捕まえました。最大の収穫はミドリシジミというゼフィルスの仲間。近々このサイトでもお見せします。ミドリシジミの緑色は、実物でなければその美しさは伝わらないような気がします。チョウの模様や色の美しさは人間のイマジネーションをはるかに超えていると思います。というか、自然が人間を超えているわけですね。
もう慣れっこさ 7/18
2週間近く更新できませんでした。ごめんなさい。ここしばらくこちらの方に手が回らなくなっていたのです。おまけに先週の金曜日、コンピュータの通信が突然できなくなりました。ああ、またかと、うんざり。
金曜日の午前中、ずっとMicrosoftの Word でワープロ作業をしていました。このWord とMacintosh はかなり相性が悪い。ぼくは以前EGWORD
を使っていて、こっちの方が好きなんだけど、今はWord が主流だから我慢してるのです。そしたら昼前に、作業中また突然フリーズしちゃったわけですよ。ま、いつものことだし、どうせお昼ご飯お時間だし、いいやと思ってそのままコンピュータを終了しました。
昼食が終わって、さあ再開だとコンピュータの電源を入れ、いつものようにメールチェック。ところがつながらない。画面には「搬送波信号が検出されません」のエラーメッセージ。すぐにNTTに電話をして、ADSLのチェックをしたりいろいろ試みて、結局コンピュータ本体がおかしくなったことが判明しました。こうなると、HDの初期化しかないんですよ。気が遠くなるような作業なんですけどね。でもやらなくちゃいけないから、やりました。
通信は、その夜復旧。翌日(土曜日)にはほかのアプリケーションも少しずつ復旧。今は8〜9割元に戻っています。
こういうときは「もう慣れっこさ」と言ってなきゃ、ますます疲れが出るばかりなのです。
新しい価値観
7/6
先週の金曜日、久しぶりに銀座の教文館に行って来ました。去年出席していた『本づくりの舞台裏』が再開したので、また聴きに行ったのです。今回は、あすなろ書房の社長山浦真一氏でした。この出版社は、最近とくに翻訳物で優れた本を何冊も出しています。ファンタジーでは『ローワン』シリーズ、『ネシャン・サーガ』シリーズが有名だし、絵本ではぼくの好きな『ウェズレーの国』、『急行「北極号」』などがあります。
山浦氏はぼくより3歳若い人で、31歳の時にお父さんである先代社長の跡を継いで社長に就任された方です。子どものころ、それほど本は読まなかったということで異色の経路をたどってこの世界に入ったようですが、なまじ業界オタクより、そういう人のほうが新鮮でいい仕事ができるというのはよくあることです。
話を聞いていて、非常に共感を覚えたのは「当たり前とされている常識に疑問を持つ」という姿勢でした。既成概念にとらわれず立ち止まって考えてみようよ、という言葉はビジネス界ではよく聞かれますが、それをハッタリでなくやっていくのはなかなか難しいものです。
この出版社の刊行物を見ていると、基本において、長く愛されるものを作るという誠実さを貫きながら、同時に新しい価値観を創造していくという方針がしっかり見えるので、頼もしく思えました。不況の児童出版界にあって、たいへんなことではあるでしょうが。
6月の「ごあいさつごあいさつ」
|