芥川賞受賞作を読みました  2/21   
『蛇にピアス』読みました。増刷版文芸春秋を買ってきて。今回の芥川賞ニュースは最近になく盛り上がっていますよね。直木賞の2作家がかすんでるものね。いろんな作家が、「最年少というだけで騒がれている部分があるが、どちらもしっかりした骨格をもっている」と評価しています。読みもしないでコメントしてはいけないと思って読んだのです。
金原ひとみさんの作品に描かれている世界ははっきり言って嫌いです。内容に共感する部分はほとんどありません。でも、文章訓練をしてきた人であることはよくわかりました。これからだろうなあ、というのが感想です。
『蹴りたい背中』は読んでいる最中ですが、これも中年男性とは遠い世界。まず娘が読みました。感想は「文章表現がすごく良かった。共感する部分が多く読後感がさわやかかった」綿矢りささんが授賞式の挨拶で「これからも言葉の前で迷いながら作品を書いていきたいと思います。」と言っていたのが、ぼくはとても気に入りました。『蛇に〜』は気弱な親としてはちょっと子どもに薦められない。理由は、みなさん実際に読んでみればおわかりになるはず。

たそがれ清兵衛  2/14   
最近久しぶりにビデオを見てます。1年ちょっと前に、すぐ近所のビデオショップがつぶれてから見なくなっていたのですが、少し遠いところにある店に行って、入会しました。
で、先日借りて見たのが4本あるのですが、その中で一番良かったのが『たそがれ清兵衛』。前々から評判は聞いていたけど、アカデミー賞外国語映画部門にノミネートされたこともあって、これは見てみようと。
娘の学年(中2)が1月末に軽井沢のスキー教室に行って、プログラムの中に映画鑑賞の時間があり、これを見たらしい。生徒たちからものすごいブーイングだったとか。
そりゃそうでしょう。これはスキーリゾート地で見るような作品ではありません。作品と生徒の双方にとって不幸でした。
これは文化的に成熟した大人の映画と言っていいでしょう。安っぽいアクションやお涙ちょうだいになっていないところがいい。脚本・演出・演技・映像、どの点においてもこんな品性を備えた映画が日本にもまだあるのだなと、うれしくなりました。余吾善右衛門を演じた田中泯の演技は見もの。

やっぱり学級閉鎖  2/10   
金曜日に息子のインフルエンザのことをここでお話ししましたが、予想どおり、クラスが学級閉鎖になりました。連絡帳を届けてくれた友達から聞きました。昨日(9日、月)息子も含めて、学校を休んだ子どもの数は15人。半数でした。
すると今度は妻が朝からのどの痛みを訴え、夜にはガラガラ声。熱はないらしいのだけど、調子悪そう。どうもウィルスが家の中に蔓延しているに違いありません。
ぼくはぼくで歯の治療のため、昨日は麻酔が口の左半分にかかって食事も満足にできず、惨めな思いで一日を過ごしました(でもこれはウィルスとは関係ありませんね)。みなさん、歯を大切にしましょう。なんて、学校の先生みたいなことを言ってますね。
今のところ一番元気なのは娘なのですが、健康に感謝するどころか、週末、弟の病気に便乗して、家でなーんにもせずゴロゴロしてました。タイマン娘はWowwow,
wowwow(モーニング娘の節で歌う)……

インフルエンザ  2/6   
この2週間ほど身辺がバタバタしているものだから、サイトの更新がままなりません。見に来てくださった方、ごめんなさい。
インフルエンザが流行っているようですが、わが家でも本日ついに息子が発症。お医者さんに検査をしてもらったら、しっかり陽性反応が出てしまいました。
ぼくたちが診察室を出たら「おー、ミネ(うちの子どもたちは友達からこう呼ばれている)」と声をかけられました。見ると同じクラスの友達2人。さらにもう一人別の子の名前も診察室から呼ばれていました。クラスで流行っているんです。学級閉鎖は近いかな。
去年の暮れ、小学校に新しくニワトリを1羽もらってくる予定だったのですが、にわかに広まった鳥インフルエンザの騒ぎで、しばらく延期になりました。ところで息子は学校で飼育係をやっているんだけど、まさか鳥インフルエンザじゃないだろうな。といっても、ここのニワトリは元気なようです。ベトナムではすでに800万羽が処分されたとニュースで言ってましたが、なんだかそれも悲惨な話です。

1月の「ごあいさつごあいさつ」