イラクより日本の被災地を
10/25
最近サイトの更新が滞っています。ごめんなさい。別に病気をしているわけじゃなくて、ちゃんと元気なのですが、目の前の生活に追われてしまっている部分もありますね。でもまた少しずつ元通りにしていきたいと思います。
ところで今年の日本はおかしい。夏の猛暑も相当ひどかったけど、秋になったら台風が日本をねらい打ちして襲ってくるし、その傷が癒えない23日に今度は新潟での大地震。
テレビの報道を見ていて、阪神淡路大震災を思い出しました。災害や事件のニュースを見るたびに、同じことが自分の身に起こったらどんなふうに感じるだろうか、と心が痛みます。救済活動のボランティアに出かける余裕がないぼくとしては遠くで見守るしかありませんが、とにかく被害に遭われた方たちが一日も早く平穏な生活を取り戻せるよう、祈っています。
小泉首相は、３年前の9.11以来テロとの戦いと言うことを声高に叫んでブッシュさんに追従してますが、日本ではテロよりも自然災害の方がはるかに発生率が高いのではないでしょうか。テロだってこれほどアメリカにへつらわなければ、危険性はもっと低くなっているはずです。イラクの復興支援は必要ですが、別のやり方で始めるべきだったと思うし。
ぼくの周りの人たちも、 自衛隊をイラクから呼び戻して台風や地震の被災地に送った方がずっといいと言ってます。ほんと、そうですよね。
台風とクマ 10/9
今年は台風とクマの当たり年です。今近づいている台風22号が上陸すれば、もう９個目。天気予報を見ていると、どの台風もいかにも日本をねらい打ちしているような進み方をしているのが腹立たしい。「あ、急に日本をいじめたくなったぞ」みたいな突然の進路変更。ずいぶんひねくれた性格だよなあ。夏にはぼくの故郷の福井でも大きな水害を引き起こしました。
クマの出没も例年をはるかに上回る頻度で起きています。これも福井は巻き込まれている。新聞やテレビの解説では、台風との関連を指摘しています。たくさん日本をおそった物だからドングリなどの実が落とされて餌不足になり、人里にやってくるのだとか。
確かに、今年いつもより異常に増えているのは台風の影響があるのかも知れませんが、よく見てみるとここ数年、クマの出没は確実に増えているのです。台風以前に人間による自然破壊がかなり大きな要因になっているようです。ぼくは７月にクマについてちょっと調べたのですが、もう10年も前からクマの住みかが減ってきていると言うことが言われています。人間が追い込んでおいて、目の前に現れたら害獣として殺すというのも理不尽な話ですよね。殺さずに捕獲する努力をしているところもあるようだけど、麻酔銃を常備しておくなどの体制が整っていなければ手っ取り早く殺す手段に出るしかないでしょう。
なんだか、クマにとっても受難の年ですよね。
イチローのインタビュー 10/2
今日はマリナーズの試合を全部最初から最後まで見てしまいました。見る価値のあるすばらしい試合でした。もちろんイチローの新記録達成があったからです。
試合の模様はさんざんマスメディアで報道されるだろうし、日本人はみな一億総評論家になってイチローの記録をコメントしているはずだから、へそ曲がりなぼくはそのあとのインタビューについて
感想を。
アメリカのテレビとラジオがまずインタビューを行い、そのあと日本メディアの共同インタビューがありましたが、見ていてイチローの受け答えは日本メディアの方がはるかにリラックスしていて、細かいことを話していました。やはり言葉が通じるとこんなに違うのだな、と思いました。アメリカメディアに対しては、同時通訳がいてもどこか形式的な答えになっていたのです。日本語が分かるアメリカ人記者なら、日本人向けのインタビューもしっかり聴いていて報道したかも知れません。そのほうがより深い内容になっているから。
最初の質問はこんなふうでした。「とんでもないことをしでかしてしまったということについて今どんなお気持ちですか」答え「小さなことを一つ一つ積み重ねていくことが、こんなふうにとんでもないことをしでかす結果になるんだな、ということですね」（細かい部分まで必ずしも正確に記憶してはいませんが）こういうやりとりは母国語話者同士じゃないとなかなかすんなりとはできないものです。
いやあ、みごとなIchiro's Day でした。
