古美術研究旅行(98年7月28日〜8月1日)


●このたび、非常勤先の武蔵野美術大学(生活デザイン科)の「古美術研究旅行」(略称「古美研」)に同行させていただきました。以下にレポートします。なお、今回見てきた仏像の多くは撮影禁止のため、写真はありません。仏像が見たい人はガイドブックを見るか、実際に訪ねてみてください。

●また、プライバシー保護のため、参加者(教員・助手・学生)の写真も意図的に撮影を控えました。その結果、建物と風景の写真ばかりになっています(^^;。あしからずご了承下さい。


【1日目】

●近鉄奈良駅前に現地集合。バスで寮へ向かいました。武蔵野美大の奈良寮は古い民家のようなたたずまいで驚きました。さる高名な建築家の住まいだったところを大学が買い取ったそうで、他大学の垂涎の的だそうです。

寮01

↑これが入口。住宅地を歩いていると突然現れます。


寮02

↑写っているのは管理人のおじさんです(^^;。

●明治時代には何と岡倉天心フェノロサも訪れたという由緒ある建築物です。また、司馬遼太郎もNHKの対談番組でここを訪れたとのことです。うーん、すごい。

寮03

↑奥に蔵が2つあります。

●さて、さっそく荷物を置いて学生たちと東大寺周辺を歩きました。東大寺の三月堂(法華堂)は東大寺最古の建物(740年頃創建)ですが、合計16体の仏像(うち12体が国宝、4体が重要文化財)の荘厳さに感動しました。

●さらに二月堂に行ったのですか、その付近でバケツをひっくり返したような土砂降りの大雨に遭遇。しばし雨宿りしました。その後、寺の中にある神社の脇を通り、春日大社まで行き、大回りして寮まで帰りました。

●今回はわざわざPowerBook1400とPHSを持っていき、寮でモバイル通信に挑戦しました。この寮は奈良市の市街地からは少し外れたところにあるのですが、何とか電波が届いていて、通信をすることができました。これで怖いものなしです(何が)。


2日目に続く