| 日産では、「豊かさと楽しさ一それを支える安心・安全 思想」をコンセプトに、ドライバーとクルマの危険回避 能力を高め、事故を未然に防ぐ「アクティブセーフテ ィ」(予防安全性)と、万一の場合でも乗員を安全に保 護する「パッシブセーフティ」(衝突安全性)の両面か ら、安全性の向上に努めています。 スカイラインにおいても、クルマの基本性能を高め、さ まざまな安全対策をきめ細かく実施して、スカイライン ならではのスポーティで、しかも安全な走りをハイレベ ルに実現しています。 アクテティブセーフティー（予防安全性） ドライバーが走行中の周囲の状況を把握しやすく、危 険を予知できる。さらに予想外の事態に出合っても、安 全に回避できる。それが予防安全性です。ドライバー に余分な負担をかけず高度な運転技術を要求する こともなく意のままに走ることができる。それは走行性能を 向上することに他なりません。そのためスカイラインは現 代の懸架システムの項点とも言うべき4輪マルチリンク サスペンションをはじめ高度のポテンシャルをもつ足ま わりを用意するとともに、クルマを操るドライバーの操作 性、視認性など理想的な運転環境を作り上げました。 安全走行のための視界碓保 スカイラインは標準装備のヘッドランプにもフォグラン プを組み込み、安全性を高めています。また、通常の ヘッドランプに比べ、上方向への光の漏れをカットし て、夜間や霧など悪天候時の視認性を向上するプロ ジェクターヘッドランプ(GXi,Type Xを除く全車に メーカーオプション)は、より照射範囲 を拡大、安全走行の視界を確保します。さらにバンパ ー組込みフォグランプ(プロジェクたーヘッドランプとセットで メーカーオプション)も、悪天候走行 時の視界確保に威力を発揮します。 高い制動性能、高性能ブレーキシステム スカイラインは安全の基本となるブレーキシステムにも 高い性能を与えました。常に安定した制動力を発揮す る4輪ディスクブレーキ(GXi,Type Xを除く全車に標準)。 前輪には放熱性に すぐれるベンチレーテッドタイプを採用。RB25DEエ ンジン車は後輪にもベンチレーテッドディスクブレー キを装備。RB20DETエンジン車はスポーツ走行に も元分対応できるアルミキャリパー対向ピストンブレー キを採用。軽量化、放熱性にすぐれた効果を発揮す るアルミキャリパーに、前輪に4個、後輪は2個のピスト ンを与え、ベンチレーテッドタイプのディスクローターを 両側から油圧で挟む強力な制動システムとしています。 信頼のプレーキシステム。ABS (GTS-4に標準装備、 GXi,Type Xを除く全車にメーカーオプション) 滑りすい路面でブレーキングした時タイヤがロック してステアリングが効かなくなる場合があります。こうした 危険な状況を未然に防く“ABS(アンチロックブレー キシステム)。タイヤがロックする状態になると、車輪の スリップを検知するセンサーからの信号を受けコンピ ュータータ制御でブレーキ液圧をコントロール。作動タイ ミングをきめ細かく制御し自然な操作感を実現すると ともにロック寸前の最大制動力を引き出し安全に停止 きせます、また前輪はロックが起こりにくくステアリング操 蛇が可能。フルブレーキングしながら前方の障害物 を避けるなど高度の危険回避能力を備えています。 安定した走り。ビスカスLSD (RB20DET車に標準装備。 GXi,Type Xを除く全車にメーカーオプション) 雪道や滑りやすい路面で、片方のタイヤが空転しそう になると、もう一方のタイヤに駆動力を伝えるLSD リミテッドスリップデフ)。このLSDにビスカスカップリン グを使用。封入されているシリコンオイルの粘性を利 用して駆動力を最適に配分。駆動力をなめらかに、し かも確実に路面に伝達します。このためコーナリング時 はもちろん、高速走行中に横風を受けた時など左右輪 に微妙な回転差が生じた場合も、素早くスムーズに作 動。安定した走りを生み出します。 |
パッシブセーフティー（衝突安全性） 万一、不可避の事故に遭った場合にも乗員の安全を 守る衝突安全性。スカイラインはボディ構造はもとより、 ステアリングやインストパッドなどに衝撃を柔らげる素材 や、室内に難燃化材料を使用するなど、きめ細かな安 全村策で不測の事態に備えています。 乗員への衝撃を柔らげる。衝撃吸収ボディ スカイラインのボディは、安全性の高い衝撃吸収構造 三なっています。これは車体の前後が衝突エネルギー をそれぞれ効果的に吸収して、キャビンヘの影響を最 小限に抑えるもの。一方、車室部は主要骨格部の強 化と各結合部の補強などにより、剛性と強度を確保。 安全性の高い構造としています。 横からの衝撃に備える。サイドドアビーム 各ドア内部に補強メンバーを組み込み、ドアの強度 と剛性をいちだんと高め、側面からの衝撃をしっかりガ ード。車室の安全性確保を図っています。 装着感もさらに向上、安全の命綱シートベルト 安全走行の第一はまずシートベルトの装着。 スカイラインは全車に圧迫感の少ないテンションリ デューサーELR付フロントシートベルトを採用。後席二はELR付 3点式シートベルト(２名分。センターは２点式)を装備。 4ドア系は取り付け部分の高さが変えられるショルダー 上下調整式。 2ドア系はシートベルトアームを備えて使い易さも向上 させています。また、始動時にはシートベルト警報で装 着を促すなど、入念な安全対策を取り入れています。 SRSエアバツグシステム(運転席) (全車にメーカーオプション) シートベルト装着時の補助拘束装置(SRS)としてす ぐれた乗員保護効果を発揮する信頼のシステム。前 方衝突時にステアリング中央部のSRSエアバッグが 衝撃を感知して瞬時に膨らみドライバーの顔面・頭部 をソフトに受けとめ安全を確保。メカニズムは車体に取 付けたセンサーが前方向から一定値以上の衝撃を 検知するとシステムに電流を流し瞬間的に発生した窒 素ガスがSRSエアバッグを膨張。ドライバーを受け とめた直後すみやかに収縮。この間わずかO.1秒という、 瞬間的な動きで対応する高度の安全システムです。 衝撃吸収ステアリングパッド スポーツタイプステアリングは硬質ポリウレタンを、標準 タイプステアリングは衝撃吸収ブラケットを内蔵して、万 一の場合のドライバーに与える衝撃を軽減します。 数々の入念な安全対策 室内に難燃化材料を使用し、防燃性を高めるとともに、 ロールオーバーバルブを採用して車両横転時の燃料 漏れを防止するなど、数々の安全対策を施しています。 |