ヤマエンゴサク

ヤマエンゴサクはケシ科の多年草で、高尾山では早春に沢近くの湿り気のある林内で見かける。 裏高尾の遊歩道などを歩いていると、足元近くにまとまって咲いていることがある。
漢字では、山延胡索と表記され、元となった延胡索は、中国語起源の漢方薬の名前だそうだ。
花は2cmほどの長さのラッパのような形をしていて、半透明の蝋細工のような質感を持つ。
よく似た花のジロボウエンゴサクは、やはり早春に花をつけるが、少し遅れて咲き、花柄のつけ根にある苞の形が異なる。 ヤマエンゴサクでは、苞に切れ込みが入りギザギザになる。 写真中央左寄りに、その苞が見えている。
2019/3/23撮影

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