ウシタキソウ

ウシタキソウはアカバナ科の多年草で、日本では北海道から九州までの山地に分布する。 和名の漢字表記は牛滝草。 その語源として、大阪府又は富山県にある牛滝山という地名に由来するという説が多く紹介されているが、異説もあるようだ。
高尾山では、よく似た花をつけるミズタマソウが広範囲に見られるのに対し、ウシタキソウの分布は限られる様子。 両種とも花期は8月から9月ごろだが、相違点としてミズタマソウの葉が細く基部がくさび形になり、茎の節部が赤色を帯びるのに対し、ウシタキソウでは葉が幅広でハート形となり、節部は赤くならない。 加えて、ウシタキソウでは全体に毛が多く、花茎にも密生する。
2022/8/7 日影沢で撮影

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