ツリガネニンジン

キキョウ科に属する多年草で、日本では北海道から九州にかけて広く分布する。 高尾山でも、秋には普通に見られる。
和名の由来は、花が釣鐘の形をしていて、根がチョウセンニンジンに似ているからとのこと。 根は、沙参(しゃじん)の名で生薬として利用されている。
よく似た花にフクシマシャジンがある。 高尾山ではどちらも見られるので紛らわしい。 両種のはっきりとした違いは、萼片の形状にある。 ツリガネニンジンの萼片は細く針状で鋸歯があるのに対し、フクシマシャジンのそれは、披針形で鋸歯がない全縁状となる。
2017/9/16 日影沢林道の上部で撮影。

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