シモバシラ/ウスベニシモバシラ

シモバシラは、シソ科の多年草で、日本固有種。 関東から九州にかけて分布する。
和名の由来は、冬に枯れた茎から染み出た水分が凍り、霜柱のように見えることから。
花期は9月から10月で、総状花序となってたくさんの白い花をつける。
冬になると、地表近くの枯れた茎にできるさまざまな形の氷柱(氷華)が、人の目を楽しませてくれる。 これが和名の由来になったくらいだから、花より人気がある。
高尾山では林内に普通に見られ、そのほとんどの花は白色だが、場所によっては右写真の円内(2022/10撮影)のように薄紅色をした個体も見られ、ウスベニシモバシラと呼ばれる1品種だそうだ。 少し暖色系の色を帯びるだけで、花から受ける印象がだいぶ異なり華やかさが増す。
白色の花の写真は、2014/9/13撮影。

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