サツキヒナノウスツボ

サツキヒナノウスツボは、ゴマノハグサ科に属する多年草で、日本固有種。 関東地方などに分布する。
和名−五月雛の臼壺−の由来は、よく似た花をつけるオオヒナノウスツボやヒナノウスツボの花期が夏であるのに対し、5月頃に花をつけることからのようだ。
高さが1mを超えることもあるオオヒナノウスツボに比べ小ぶり。 写真の個体の場合、草丈が60cmほどで、対生する葉の間隔が空いているせいもあって、一見して華奢な印象を受けた。
茎の先端に円錐花序をつけるほか、葉腋からも花序を出し、大きさ1cm程度の壺状の花をまばらにつける。
円内は花の拡大写真で、オオヒナノウスツボのそれとよく似ている。
2021/4/18 日影沢林道で撮影

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