オオヒナノウスツボ

オオヒナノウスツボは、ゴマノハグサ科に属する多年草で、日本では北海道南部から本州、四国、九州に分布する。
和名−大雛の臼壺−の由来は、花の形が小さな臼や壺を連想させるヒナノウスツボに似ていて、全体に大きいことからのようだ。
高さは1mを超えることもあり、円錐花序となるので、比較的目立つ存在だ。
高尾山では草地のところどころに分布していて、夏から秋にかけて花を見ることができる。 暗紅紫色の花は、まばらに次から次へと咲くようで、かなり長い期間咲き続ける。
円内は花の拡大写真で、暗紅紫色の花冠の中に見えるクリーム色の塊は雄しべで、白く棒状に外に伸びているのは花柱。
高尾山では、オオヒナノウスツボに比べ草の姿は小ぶりだが、よく似た花を春に咲かせるサツキヒナノウスツボも見られる。
2020/8/16 写真は一丁平で撮影

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