オニルリソウ

ムラサキ科の越年草。 日本では、北海道から九州までの山地に分布する。 漢字では、鬼瑠璃草と書く。 名前にオニ(鬼)がつく理由は、全体の姿が大きいからとか諸説あるようだが、はっきりとしない。
青い花は、同じムラサキ科のヤマルリソウに似るが、大きさは3mm径ほどで小さく、花期は夏(高尾山では7,8月ごろ)という違いがある。 草丈は高いものでは1mを越えるようで、この点でも草丈が低いヤマルリソウとは異なる。
全体に毛が多く、茎には粗い開出毛が目立つ。 青色の花は、花序を伸ばしながらその先のほうに順に咲くようだ。 右の写真で、花穂に点々と連なって粒状に見えるのはほとんどが果実。
花の拡大写真は、2021/7/22日影沢林道で撮影(全体の写真は2021/8もみじ台近くで)

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