カヤラン

カヤランはラン科の着生植物で、本州から九州にかけて分布している。 名前の由来は、葉がカヤ(榧)の木のそれに似ることから。
高尾山で着生ランといえば、セッコクが有名で、1号路や6号路では広範囲で見られる。 他方、カヤランは日影沢林道周辺などの限られた場所に生育しているようで、目にする機会は少ない。 花期は5月の連休のころ。
右の写真の撮影場所は薬王院境内。 日影沢林道などの場合、カヤランは木の幹の上の方にあることも多い。 この薬王院のカヤランは、低い位置に木の幹からぶら下がっているので、観察が比較的容易。 ただし、風が吹くとゆらゆら揺れてなかなか止まらないので、撮影時には注意が必要だ。
2019/5/12撮影

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