イチリンソウ

キンポウゲ科の多年草。
早春の沢沿いの草地などに咲く花で、1本の茎に1つの花をつけることからつけられた名前である。 白く花びらのように見えるのは萼片で、高尾山では5枚が多いようであるが、ときにはもっと多いこともあり、写真右下円内の個体(2017/4/13撮影)は7枚ついている。
似た花をつけるニリンソウに比べ、イチリンソウの花はずっと大きく、葉の形が異なる。 葉は3枚の小葉が輪生し、小葉には深い切れ込みがありギザギザしている。
ニリンソウが高尾山周辺のいたるところで見かけ、しばしば大きな群落を作るのに対し、イチリンソウの生育場所は限られているようだが、大ぶりの白い花は華やかでよく目立つ。
写真は裏高尾の遊歩道で撮影(2021/4/3)した。

[Back]