2023年 春 野鳥

 2023年の春は足早にやってきて、東京の桜は観測史上最速の開花となった。 開花後にぐずついた日があったこともあり、開花時期が早かった割には長く花見を楽しめた印象がある。
 筆者にとっての春の楽しみの一つに野鳥観察があるが、常連のメジロやシジュウカラを別にすれば野鳥を観察できた機会はあまり多くなかった気がする。 実際に2023年春の野鳥の数が少なかったのか、単に観察時間の問題なのかは不明だが。
 ここでは、ツミ(?)の幼鳥とジョウビタキのメスの写真を紹介する。 ツミに「?」を付けているのは、ツミとは断定できないでいるため。 とはいえ、ツミを含めた猛禽類の仲間が杉並区にある我が家の庭に飛来することは大変珍しく、写真撮影ができたのはこれが初めてである。 ジョウビタキの写真は、「2022年 春 野鳥」でも紹介済みだが、見る角度によって受ける印象がだいぶ異なるので、2023年撮影の写真の中から1枚を選んでみた。


我が家の庭(杉並区)の梅の木に現れたツミ(?)の幼鳥
ツミとハイタカの幼鳥はそれぞれよく似ているらしい。 この個体について鳥に詳しい知人にも意見を聞いたのだが、どちらの可能性もあるということで「?」付にしている。
写真の左上円内は、同じ個体が顔を正面に向けた時のもの。 右目は正常に見えるが、左目は不自然に曇っているのが気になる。
2023/2/27撮影

ジョウビタキのメスの後ろ姿
オスの派手な色合いに対し、メスは落ち着いた色調だが、後ろ姿を見ると思いのほか魅力的な色合いをしている。 自然界の作り出す色彩の妙に感心してしまう。
2023/3/12撮影

[TOP]