2009年は、4月に続いて9月に沖縄旅行を行った。
4月のときは天気に恵まれず、蝶の撮影は不完全燃焼に終わった。
その再挑戦の意味での遠征である。
結果から言うと、最大の目的のフタオチョウは1匹しか見られなかったが、
滞在中の天気が良かったので、各種の蝶を見ることができた。
特にコノハチョウは個体数が多く、じっくりと撮影できたのは、
収穫だった。
フタオチョウに関しては、9月上旬が観察に最適でないことは承知の上だったので、
まあ仕方ないだろうと思っている。
撮影は、PENTAX K10D・DFAマクロ100mmF2.8とRICOH GX200で行った。
今回も4月のときと同様、沖縄との往復にマイレージを使い、
名護市内のホテルに3泊してレンタカーで本部半島などを回って撮影した。
那覇に着いて感じたのは東京との温度差だ。
この時期、東京はすでに秋の気配で、最高気温が30度を下回る日が続いているというのに、
沖縄はまだ連日30度を越え、熱帯夜のままである。
それに日の入りが遅い。
東京とは40分くらいの差があり、19時ごろようやく暗くなるのだが、
体感的には1時間ほど違うように感じられる。
沖縄在住の友人と夕方に沖縄料理の店で食事した際も、食べ終わって店を出た19時近く
でもまだ空にはほんのり明るさが残っていた。
蝶の数も多かった。
当初心配していた台風12号も沖縄本島に直接の影響はなく、概ね天気がよかったせいだろう。
シロオビアゲハやジャコウアゲハなどは、花が密集していれば、
おびただしい数が飛び交っている。
数が多い種はいつでも撮れると思ってしまい、ついつい数の少ない種類に目が行ってしまう。
その結果、撮影した蝶の種類も偏っている。