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●●「 World Topics 」◇◇◇[平成10年5月14日]☆No.00018☆●●

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☆ ___________発行者 所 輝美
☆ ___________住所・〒243ー0817・神奈川県厚木市王子2ー8ー1
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☆♪☆☆☆☆☆☆[目次]☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆♪☆

◇No.1◇蚊の大軍?◇アフリカ・ウガンダ◇アフリカ大好き少年


◇No.2◇生まれて初めて気絶した日◇夏人ウスキ


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蚊の大軍


ウガンダはビクトリア湖に面しており 季節により レイク フライという蚊が大発生します。この蚊は人間に刺さないので特に心配はありません。 が、 この大軍は竜巻のようにやってきて それに巻き込まれると 息ができません。 空気と一緒に鼻や口から入り込んでくるのです。 鼻をかんだり ぺっ ぺっ とつばと一緒に吐き出したり 大変です。 目にも飛び込んでくるのです。

次にそれを追いかけ この蚊を主食とする とんぼの大軍がやってくるのです。 このとんぼの大軍のなかに 昆虫網を一振り いれたことが ありましたが 20匹ぐらい 入りました。 この双方の大軍が去った後 それでも何匹かはその辺にとどまっています。 今度はそれをねらいに 鳥の群れ(大軍とまではいかない)が やってきて 掃除をしていきます。 さすがに とりたちも 双方の大軍の中に 飛び込むような馬鹿な真似はしません。 

湖畔でゴルフをしている時によくこの状況に出くわします。 ゴルフどころではありません。 サルの群れとか牛の群れぐらいでは ゴルフは中断しません。 ただし 水牛が出てきた時は キャデイーが逃げ出すので これも一時中断です。

http://village.infoweb.or.jp/~fwga9151/hanashi.htm


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1)生まれて初めて気絶した日

待望のメキシコ旅行。今回で三度目になる。
メキシコは旦那がかつて住んでた事もあってガイドもバッチリ、
私は思い切りバケーションを楽しめる。
でも旅行で困ることがある。それはお便秘になること。
ただでさえ便秘症なのだが、旅行となるとこれに拍車がかかる。
ひどい時なんか、半月もご無沙汰してしまう。しかしながら私も一応、
旅なれた旅行フリークの一人???今回の8泊9日間はバッチリ快便
ツアーにするべく、日本製の皮下脂肪が気になる便秘症の人へ”の
キャッチコピーを持つ(クリスマスで食べ過ぎて下っ腹が出てきた
気がしてたのでコレにした)、漢方(体によさそう)のK錠を
瓶ごと持参した。
出発前からすでに便秘をしてたので早速ホテルに到着するや否や、
鞄からゴソゴソとK錠を取り出した。どれどれ、使用法は...
“大人、一回四錠、一日三回”。結構、飲むんだなぁ。
ま、私のウンちゃんは頑固だから言われたとおり、
しっかり飲んでおく事にし た。

メキシコでもここはアカプルコ。気温は34度もある真夏。
「クリスマスは豪勢に」とアカプルコの5ツ星ホテル、
“アカプルコ・プリンセス”に二十三、二十四の二日間だけ
滞在することにした(あとはハイアットに泊まった)。
ホラ、メキシコって殺伐としたイメージがあるじゃない。
でも、ここはさすが超高級ホテル。セキュリティーはバッチリだし、
とにかくでかくて奇麗だし、5つもあるプールに滝まであって
いかにもリッチなバカンスって感じ。
私はプールサイドでサンオイルを塗ってゴロゴロ、ウダウダ。
喉が乾いたなぁって思う頃にちょうどよくやってくる
(このタイミングがなかなか!)ボーイさんに
リモライム(レモンライムのジュース)をオーダーする。あー、極楽、極楽。
ウン、これが私の望んでいたクリスマスなんだわ!!




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二日目、ゆっくり太陽を楽しんだ後、私たちは一旦部屋に戻って
正装に着替えた。クリスマスイブのディナーをホテルご自慢の
メキシカンレストランに予約したあるのだ。
忘れちゃならないのが例のお便秘薬である。
なんたって一日三回、一回四錠でしょ、今日は朝 、昼飲んだから
夜の分を今、飲んどかなくちゃならない。でっかい丸い茶色の粒が喉を
水と一緒に無理矢理、通過していった。ゴロロロ....。
お腹が鳴った。あれ?早速効いてきたかな?よし、いい兆候、いい兆候。
この調子で早く出てネ、ここ暫くお腹に閉じ込 められてるウンちゃん達よ。


ディナーは私たちの部屋の塔からまた一つ塔をくぐって更にプールを
一つ抜けた海沿いの小さな館でとることになっていた。空には一面の星。
天空の星座ではオリオン座しか私は見つける事が出来ないのだが、
それが今日は頭の真上で輝いている。この星座しかわからないから
それが見つけられて何だかとっても嬉しい気分になった。
レストランはクリスマスのため、非常に混んでいて夜の九時からしか
予約が取れなかった。いつもなら、大食いですぐにお腹が減る私も
今日はなぜかそれほどでもない。疲れた からだろうか、
それとも日焼けしたせいだろうか。
入り口で二十分くらい待たされた後、漸く中に通された。
さすがはメキシカンレストラン。
マリアッチというミニ楽団がテーブルごとに本場のメキシカンミュージックを
演奏してくれる。今は私のテーブルから三つ離れた大人数のところで
演奏している。

ああいうのって人数が多いところにしか来てくれないのかしら?

メニューは旦那がサッと説明してくれ、材料とソースの好みでパッと選んだ。
メインは何を選んだかよく覚えていない。確かシーフードだった気がする。
マリアッチがまたちょっと離れたテーブルへ移ってしまった。


すぐきた前菜とスープを楽しみながら味わってるとマリアッチの面々が
なぜか突然私たちのところへ移動してきた。
そこで旦那はすかさず私が知ってる唯一の曲の演奏を彼らにお願いした。
“泣き虫ジョローナ”という曲である(これ以外は旦那がいろいろ
CDかけて聞かせてくれても一向に私の頭に残らないので、
マリアッチの演奏依頼はいつもこの曲ばっかり...)。
四人の楽団はそれぞれウクレレみたいなギターを演奏しながら
向かって歌う。うまいもんである。だって突然「これ歌って」って言っても、
しっかりピタッとハモっちゃうんだもの
(ま、それがお仕事だから当然といえば当然なんだろうけど )。
でも本当に声も奇麗で素敵なのである。旦那の方もすごく感激して
「もう一曲お願い していい?」と自分の知ってるメキシコの曲をリクエストした。

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マリアッチにチップを払い終えると同時にメインの料理がテーブルに届いた。
この頃からなんか体がボーっとしてきた。
ウェイターがワインかなんかを私の周りでついでるようだが
気分が悪くて見る気もしない。あぁ、何だか椅子に座ってるのも辛くなってきた。
もう背筋を伸ばしてられないよ、今すぐベッドで横になりたいよ...。
気持ち悪さはますます加速していった。
だんだんグラン、グランと、すべての物が揺れてるようにさえも感じてきた。
水も飲む気にならない。テーブルのフォークを握る力も出ない。もうこれ以上 、
フツーに座っていられない!遂に私は全身の力を振り絞って旦那に
「トイレ行ってくる 」と言い残して席を立った。

トイレは何処だ?三歩前にウェイターがいる。よし、あの人に聞こう。
いつもならこのくらいはスペイン語で話すようにしよう、とトイレに行く前に
必ず旦那に「トイレは何処ですかってどう言うの?」と、聞く
(そして用を足すとすぐこの一文を忘れるからまた次回同じ事を繰り返す)
のだが、もうその気力もなく英語で済ました。
ウェイターは「そこの突き当たりにあるよ」と答えた。
突き当たりまであと三メートル。
本当に最後の最後の力を絞り出して歩いた。しかし、フラフラになって
到着した突き当たりは鏡張りの壁ではないか。どこを触ってもただの鏡だ。
ドアはどこよ、トイレのドアは一体、どこなのよ〜!!



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私は旦那と誰かに抱えられながらトイレに運ばれていた。
あ、トイレはこの突き当たりをホンの一メートル右に入ったところにあったんだ、
朦朧ながらにそう思った。私の目の前で旦那が誰かに話していたが
その人はすぐにトイレから出ていった。
「しっかりしろ!なっちゃん、わかる?意識ある?しっかりー!」
旦那が私に話し掛ける。「う、便器に座りたい ...」
私はボソッとぼやくと彼はすかさず便座にトイレットペーパーを敷いてくれた
(私は公衆便座は素尻では絶対座らない主義なので)。
私は無意識に下着をおろしていた。
そして彼は私が便器に腰掛けるのを手伝ってくれた。
...すると、座った途端 、「×☆●▽×◎〜」ウンちゃんたちが数日振りに
勢いよく飛び出してきたのである。


「あ、ごめん、でちゃった...」

それから私はすっかりパワーを取り戻し、テーブルに戻った。
が、念のため、と彼はウ ェイターに手を付けてないメインの料理を
持ち帰りにしてくれ、と頼んで会計を済ませた 。
部屋に戻っていきさつを聞くと、鏡の前でトイレを探してた私は
結局そこで力尽きて倒れてしまったそうである。
それで旦那は「奥さんが気絶したよ!」と店の人に慌てて呼ばれた
そうである。
その時、五、六人の店の人が集まってきて「医者を呼ぼう」とか、
「救 急車を呼ぼう」とか言ったそうである。
それで彼はトイレに行きたかった私を思い出して
「ちょっとトイレで様子を見るから」と、トイレに私を運んでくれたのである。
その時、もう一人、女の人が運ぶのを手伝ってくれたのだが、
その人にも「ちょっとはずしてくれないか」と、言って
出ていってもらったそうである。そして、ある行為と共に
私の意識が はっきりと蘇ったのである。

その後二日間はひどい下痢に悩まされたものの、三日目には
いつものお便秘状態が始まった。よくよく考えてみると、
どうやら原因はK錠にあったようである。
やはり、旅先で慣れないものをバカバカ飲むのが悪かったようだ...。

それにしても、ひどい目に合ったもんだけど、本人、意識がなかったからか、
結構ケロッとしていた。
でも、旦那はいつも以上に気をつかってくれたので、この後の旅が、
すっかり女王様気分で過せたという事は言うまでもない...
(でも、旦那様には本当に本当に感謝しています、どうもアリガトね...)。

夏人ウスキ

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