●●「 World Topics 」◇◇◇[平成10年3月25日]☆No.00013☆●●

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☆♪☆☆☆☆☆☆[目次]☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆♪☆

◇No.1◇児童労働(子どもたちの声) 最終回◇セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(SCJ)◇

◇No.2◇きれいの概念◇アメリカおねえちゃんより
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◇次に続く◇

セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(SCJ)

◇◇◇児童労働(子どもたちの声)◇◇◇


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今年の月、トルコのイスタンブールで第2回国連人間居住会議(HABITAT II)が開かれ、人
間とその居住環境をどのように維持するか、ということが話し合われました。

これはこの会議を前に各国で子どもの声を集めたものです。

◇心はどこに
◇希望に向かって
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◇心はどこに

今回の調査対象の子どもたちのうち、何人かに絵を描いてもらいました。
他の子どもたちには、一番落ち着いていられる場所のことについて作文にしてもらいまし
た。
子どもたちがほっとしていられる場所は、実にさまざまでした。
ひとりでいられるところ、家族と一緒にいられるところ、自分自身の家であったり、モス
ク、教会などです。
モスクは、バングラデシュの貧しい家庭の男の子も女の子も、その多くが答えにあげてい
ました。
一方エルサルバドルでは、男の子も女の子も、家庭や教会に心の安すらぎを見出してい
ます。
そして難民の子どもたちは、今、自分のいる所では、落ちついた気持ちになれないと答え
る子が多くいました。
この子どもはすべてを失い、友人までも失ってしまったからです。
彼らは劣等感を持っており、周囲からの軽蔑の眼差しを感じています。
このため、自分の祖国に帰りたいという欲求が強くなっいくるのです。
ただ、難民の子どもたちのなかには、他の子どもたちと同じように学校がひとつの拠点と
なり、自分の居場所となって、安心した気持ちになれる子もいました。

学校が好きではないとはっきり言い切っていても、そして少なくとも清潔で、子ども達自
身の将来に希望を与えてくれる場所です。

「わたしは自分の学校を誇りに思っています。ここでは、リラックスできます。学校は清
潔で、自分達の席がちゃんとあるし、友達に会える場所だもの。」
-パキスタンに住む難民の少女

友達と一緒に遊べる運動競技場やレクリエーション施設、公園でも子どもたちはのびのび
としています。

「友達とバスケットやサッカーをやっている時は、ぼくは自分の家庭の問題を忘れていら
れる。」
-サン・サルバドルに住む少年

「ヒル・ステーション(軍専用の避暑地)に行くと、リラックスできる。羽根を伸ばして、
自然を楽しむことができるの。ここの空気はきれいで、公害とは無縁なんだもの。 」
-ビサウに住む少女

スウェーデンの子どもたちは、家や自分の部屋を上げていました。

「家に帰ってきたときには誰もいないから、そのまままっすぐに自分の部屋へ行ってベッ
ドにごろんと横になると、リラックスするの。それがわたしにとって落ち着ける時。」
-スウェーデンの13歳の少女

しかし、スウェーデンの少女たちは、一番落ち着ける場所は家以外の場所と答えている子
が多かったのです。
ちゃんと自分自身に戻られるのは、たとえば、お気に入りの馬の世話をしている時など
に、自由に自分の考えや想いをを巡らせたりできるそうです。



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◇希望に向かって

多くの子どもたちが、自分達の直接関わる環境がどんなに苛酷なものでも、そのほとんど
の子どもたちは、やっぱり大人になっても同じ場所で暮らしていきたいと言っています。
その環境を変えたいと思っているうえに、それを変えることが可能だと信じています。
かつてのペルーでの調査においては、子どもたちの5人に1人が都心の生活環境を改良する
活動に喜んで参加したいと言っていました。

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◇No.2きれいの概念◇アメリカのおねえちゃんより

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「きれいの概念」
 はっきり言って、日本人は世界でもかなりきれい好きな人種だと思います。日本人の中
でも、私は、さらにきれい好きな方かもしれません。掃除、洗濯、食器洗いなどはほとん
ど趣味に近く、他人に代行されるのは我慢できません。小学生の頃から自分の洗濯物は自
分で洗ってきた私は、他人に自分の洗濯物を触られるなんて考えただけで嫌ですし、自分
の家の食器洗いはお客さんが例え気を遣って手伝う、と言ってくれていても有り難迷惑で
す。単に自分で気のすむようにきれいにしないと納得できないだけで、あまり論理的根拠
はないのですが。
 翻ってアメリカ。ご存じのように土足で部屋に入る人たちです。しかし、アメリカの住
宅街の道路や公園の芝生というのは、これでもか、というほど犬の糞が落ちています。わ
ざと踏むことはなくても、間違って踏んでしまったり、かけらになって踏んでも気付かな
いこともあるでしょう。もちろん、路上に落ちて腐った生ゴミ、その他・・・も同様。
で、その汚い靴の裏で自分の部屋に入り、しかも時には同じ床を裸足でも歩きます。その
床に座ったりもします。家の中も外も一緒なんですよね。

 さらに、もっと嫌なのが、靴のまま平気で机や椅子に足をあげたり、ひどい場合はベッ
ドにまで靴のままあがる・・・。私、これだけは100年アメリカに住んでも馴染めそうも
ありません。以前、通っていたスポーツ・ジム、日本ではジム内に入るのにまず室内用の
スニーカーにはきかえ、ストレッチなどをするマットの上では、その靴さえ脱いでいまし
た。ロスで何回かジムに行ったところ、こちらでは通常のトレーニングはもちろん土足、
さらに皆マットの上まで土足であがって、ストレッチをしておりました。運動によって
は、汚い土足の靴の裏を触ったり、顔を寄せるようなことも全く平気です。

 最近、あるホームページでアメリカ人の68%はトイレから出ても手を洗わない、と知り
ました。どうりで、飲食店のトイレに行くと「従業員はトイレから出る時は必ず手を洗う
こと」と貼り紙がしてある訳です。コインランドリーに行くと、目で見てわかるほどきた
なく汚れた洗濯機の蓋の上に、洗ったばかりの衣類を平気で置く人がほとんどです。

 自分の部屋では靴を脱ぐための玄関エリアを作り、そこから先には絶対に土足で入らな
い私ですが、工事などで他人が土足で入ってくることが避けられない場合も多く、そうい
う時は彼らが帰った後ですかさず念入りに掃除をしていまいます。ところで、うちのア
パートの大家さんは中国人なのですが、先日、内装工事の職人を連れてきました。職人さ
んも中国人でしたが、彼は私が室内で裸足でいるのを見てすかさず靴を脱いで部屋に入っ
てきたのです。こんなことはアメリカに来て初めてです。本当に感動しました。やっぱり
私はオリエンタルが大好きです。

 それにしても、あんなにいつも靴を履いていて、アメリカ人の足って臭そぉ〜。

(1997.8.3)
おねえちゃん
http://www.2ys.com/essay/ak/33.html


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