●●「 World Topics 」◇◇◇[平成10年3月9日]☆No.00006☆●●

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☆ ___________発行者 所 輝美
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☆♪☆☆☆☆☆☆[目次]☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆♪☆

◇No1.◇極楽トンボな野郎ども◇ブラジルで活躍している人

◇No.2◇マダムスノーボーダーになる?◇3回に分けて、夏人ウスキさんの作品です。

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ブラジルで活躍している人、活躍していない人を問わず

編集長が独断と偏見で「極楽トンボな野郎ども」に認定した人を紹介するこのコー
ナー!

お待たせいたしました。会員番号1番の素敵なこの人!鳴り物入りで登場!



「極楽トンボな野郎ども」会員番号:1番、 分類:「活躍している人」の部

 外交官以上の語学力、一流商社マン以上のバイタリティー、そして

 キース・リチャーズ張りのブルースギターを聴かせる、すべて持ち持ちの

 役満野郎!神戸 保(32歳)ここに見参!




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「神戸さん略歴」

#南山大学スペイン語学科在学中なんとなくブラジル行きを決意。その頃ブラジル語
講師をしていた  現在の奥さん、めぐみさん(日系二世、すごい美人)と知り合
い、その決意はただ事ではなくなる。

#めでたく日本ブラジル交流協会研修生として渡伯。リオでボヘミアン生活を満喫し
ながらも、めぐみ
 さんとの愛は更に深まり、研修中に婚約。

#帰国後、交流協会ブラジル支部事務局長の職をGet!渡りに船とばかりに再渡
伯。

#皆の羨望を一身に集めながら結婚(勿論めぐみさんと)。同時に研修生達のボスと
して君臨。夜中  に研修生に煙草を買いに走らせた話は有名(ブラジルにセブンイ
レブンはまだなかった)。

#4年後、研修生達と遊ぶのにも飽きて、一念発起、ブラジルの一流大学広告学科に
入学。同時に
 ブラジル伊藤忠に入社。本格的にブラジル社会人としてのスタートを切る。

#俺の道は商人ではないと、広告業界を目指す。目指したらすぐ、世界一の広告会社
のブラジル支社  からお声が掛かり入社(マッキャンエリクソン)。

#そして1997年、無事二度目の大学を卒業。ブラジル支社唯一の日本人として仕事で
も大活躍。 


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*本日はどうも、朝っぱらから済みませんね。

@いえいえ。

*あの、長い付き合いの人にこんな事するのなんとなく照れるんだけど。僕の自己紹
介だけを読んだ人が極楽トンボの意味を単なる怠け者として理解されたら困るなと
思って、ここはどうしてもブラジル社会で活躍している神戸さんに登場いただく必要
があった訳で。つまり僕が考えてる極楽トンボの意味って言うのは、何かを決断する
時点で、分かりもしない先のことをくよくよ考えないとか、人生に対してあまり安全
性だけを求めないとか、そういう割とポジティブな感じなんですよね。

@了解しました。

*そこで、いきなりなんだけど、神戸さんは何でブラジルにいるのかな?つまりさ、
神戸さんなんか何処に住んだってきちんとやれるひとでしょ。

@うん、まあ、研修終わって日本に帰った時点で、いろいろな選択肢はあったのかも
しれないけど、たまたま交流協会の仕事が目の前にあったし、あまりそういう局面で
深く考えないからね。行けば、まあ何とかなるだろうと。

*住んじゃってる人って聞いてみるとそういう感じの人が多いよね。それで交流協会
で働き出したと。
どうだった?


@楽しかったよ。でも、4年もやってるとだんだん、駐在員で来てる人なんかと話し
てて、社会人としてのギャップを感じるようになって、日本で社会人生活もしてな
かったし、そういう事がしてみたくなってきたのね。それで伊藤忠に入った。

*その時に大学も始めた訳?

@そう、もうある程度言葉は分かっていたし、日本で大学出たっていったってこっち
の会社じゃ評価されないし。広告の勉強がしてみたかったのね。 

*ちょっと後続の人のために聞きたいんだけど、日本の高校出てればこっちの大学の
受験資格がある訳?

@あります。日本の高校の卒業証書と成績証明書を英語に翻訳してもらって、それを
日本のブラジル大使館で公文書にしてもらえばいいんだよね。

*でもさ、こっちの人でも大学で勉強するの大変なのに、たいしたもんだよね。

@う〜ん。理系の勉強なんかは似てる言葉もあるしそれほどでもないけど、作文が大
変だったね。
でもね、俺って持続的な力を出すのって苦手で、結論を出すのもその場的なんだけ
ど、瞬発的に何かやるのって割と出来ちゃうんですよ。受験前一ヶ月ぐらいは集中し
ましたね。それで、三校受けて一校だけ受かった。一校だけ受かるってところが割と
俺の人生かなって感じしますよね。

*神戸さんて、交流協会の中でも、評価がすごく高いと思うんだけど、やっぱり神戸
さんみたいな人ってほとんどいないんでしょ?

@そうでもないよ。理系の人なんか森林開発で活躍している人がいるし、獣医さんな
んかもいるし、ほら、理系の勉強って国境がないじゃない。まあ文系の人は、日系コ
ロニアと関係なくやってる人は少ないとは思うけど。 

*で、大学と同時に伊藤忠で働き始めるんだけれども、どうなの?こっちで日本の会
社に就職するのって?二年ぐらい勤めたんだよね?

@あのね、現地採用で日本の会社に入るのって結構最悪なんですよ。日本語出来ても
日本人だから当たり前で、結構便利屋みたいに使われるし、ポル語が出来てもその分
余分に給料もらえる訳じゃないし。それに日本の会社の雰囲気って堅苦しいでしょ。
細かいことうるさいし。

*それで、いよいよ広告の仕事を始めるんだけど。どういうきっかけだったの。

@うん、これも結構ラッキーだったんだけど。交流協会の先輩を通して、日本のマッ
キャンエリクソンから駐在で来てる人と知り合ったのね。その人が帰る時点で日本企
業のクライアントがかなり出来てて
それを引き継ぐのにやっぱり日系人じゃ日本式ビジネスのこと分からないし、日本人
がイイって社内で俺のことを押してくれたのね。

*やっぱり人のつても才能だって言うからね、良かったよね。でも、広告の仕事を選
んだっていうのはどうしてなの?

@あの、俺はやっぱり日本人だなって思うんだけど。仕事って人生の大半の時間を費
やすことじゃない
だからやり甲斐のある事、自分の好きなことを仕事として自己実現をしたいって考え
る訳ね。それが俺にとっては広告の仕事だったのね。計算とか嫌だったし、絵とか音
楽を通して何か作る仕事をしてみたかったからね。

*今年は、大学も卒業して、唯一の日本人社員として仕事にも脂が乗りきったという
感じの神戸さんのインタビューを通して今日は極楽トンボの意味ってものが深まった
ように思うんだけど。最後に、ブラジルに来て良かったことってのを聞いてみたいん
ですけど。

@あのね、やっぱり、人目を気にしないで生活出来て、自分はこういう人間だって事
を開き直って認めて、そのまま生きていてもあまり支障がない。そんな感じですか
ね。こういう気持ちになれたってのはブラジルに感謝しますよね。

*でもどうなんだろう?それは日本では出来ないんだろうか?

@うん、よく分かんないけど、俺は日本ではそういう気持ちになれなかったってこと
かな。でさ、日本人は仕事を通して自己実現って事にすごいこだわるんだけど。普通
の生活を通して自己実現をしている部分もある訳でしょ。そういう事全てひっくるめ
てこっちの生活の方がいいって事かな。まあとりあえずは死ななきゃいいんだから
さ。

*じゃ、逆にブラジルの嫌なところってどんなところ?

@あのさ、ブラジル人ってすごい子供みたいなとこがあるじゃない。感情表現がスト
レートで、泣いたり笑ったり怒ったりさ。日本人から見るとみっともないっていうよ
うなさ。それはまあいいんだけど、子供って言うのは自分勝手で残酷なところがある
じゃない。その残酷性をブラジル人は大人でも持って
いて、それが政治なんかにも反映してるってところが嫌だよね。

*なるほどね。そういう意味じゃブラジルの政治ってのは絶対に良くならないね。

@うん。結局苦しむのかこっちだからね。

*最後に、もう一つだけ。このぺージを読んでくれる日本に住んでいる人達にメッ
セージがあれば。

@あのさ、最近、中学生が人殺したって事件があったじゃない。そんなふうに思いつ
める前にさ、こっちに来て月曜の朝からビール飲むような生活してみたらって言いた
いね。自分一人いたっていなくたって世の中何にも変わらないんだからさ。ちょっと
皆肩の荷を下ろしてみてもらいたいな。俺はここ二、三年で、本当に心からブラジル
に住むことの良さを自信を持って人に言えるようになってきたよ。

*これを読んで救われたっていう人がいたら僕も本当にうれしいですね。今日は本当
にありがとう。

@ OH ! YEAH !!!




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編集後記

神戸さんも言ってたけど、住んでみないと分からないことってある。これを読んでく
れた人達が、何かきっかけを作って体験的にでもイイからブラジルに住んでみようっ
て考えてくれるとうれしいですね。
それから、極楽トンボな野郎どもは決して逃避者でも何でもなくて、むしろ積極的な
生活者なんだって分かってくれるといいな。それでは会員番号二番の人にも期待して
ね。一応バックナンバーも読めるようにしておきます。

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極楽トンボさんのホームページは
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お問い合わせは:
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1998-1-6

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◇マダム、スノーボーダーになる?

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- イラストと文:夏人ウスキ -


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マダム、スノーボーダーになる?
第2回

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でも、日本人レッスンをやめにした一番の理由は何といっても私たちと
日本から来た人とのウェアのギャップ...である。私のウェアは自分が
学生時代に買った“化石型ウェア”。もう、日本のどこへ行っても売って
そうも無いダサダサ、ツーピース。旦那のも義母さんが西友かどっかのバ
ーゲンで買ったというこれまた、平安時代ぐらいの古さのやつなのだ。こ
んなみっともないウェアを着た私たちが宇宙から来たようなキラキラ豪華
なウェアを着た他の日本人の生徒さんと一緒にスノボーを習うのはなんと
も恥ずかしい。生徒がおじさん、おばさんだったら寛大かもしれないが、
若い子はチェック厳しいからね...。心の中で木枯らしが吹きながらわ
びしい気持ちでレッスンを受けるのも...何だか...ねぇ。
彼のはダサいといっても、まだこっちで着てる人が結構いるウェアであ
る。でも、私のウェアは本当に論外なのだ。彼のようにカナダ人が着るく
らいの地味なウェア程度だからまだ日本人にもごまかし?がきく。私のは
変に日本的オシャレ要素が入っているから余計ダサさが目立ってしまう。
だって、こっちの人のウェアには無いような色(すみれ色、こっちのは野
暮ったい原色が多い)だし、フードには、今じゃ古臭い、かわいこぶった
ファーなんかがついてるし...。昔はこれが良いなんて言われてたのだ
が...。本当に日本のファッションはめまぐるしく変わる。今じゃ、金
、銀、ラメは当たり前、派手なプリントから人気のキャラクターものまで
実にゴージャスなウェアの時代なのだ。私も一応、流行国家、日本で生ま
れ育った人間である。スキーしに来る日本人のウェアが気にならないわけ
が無い。


こっちに根づいた日本人の人たちはすっかりカナダ的考え方になってい
て、スキー場の日本人を見ては「流行に追われてウェアをとっかえひっか
えしてるなんて信じられないわ!」なんて冷ややかに言う。確かに、こっ
ちの人の考え方はまず安くてそれで丈夫で長持ちが服選びのチェックポイ
ントである。だからどのスキーショップに行っても変化の乏しい地味な、
要はダサいウェアしか売っていない。でも私だってまだ、オシャレもたま
〜にはしたい年頃?である(年頃もへったくれもないか、よく考えてみる
とこのウェア、十ン年も使ってるんだ、おニュー買っても許されるわよね
?)。赤チン(古い?)や金魚のようなギラギラ派手派手ってほど極端なも
のじゃなくていいのだ(この手の服でやめときゃいいのに...っていう
人も見かける)。単に同じ日本人から見て「あの人、だっさ〜い!」と指
差されない程度でいいのである。
私は日本人がよく着てるこっちのブランドウェアを専門に取り扱って
る店やファッショナブルなものを沢山取り扱っているウィスラーで“まと
も”なウェアを探し始めた。インターネットを通じてスキーウェアの調査
もしてみた。「おっ、“今年の新作コーナー”だって!...写真付きだ
ぞ、どれどれ?」(見るのに時間がかかるけど期待でワクワク)...ゲ
ッ、単なる赤や緑の平凡なウェアじゃないか!な〜にが新作だ!...し
かし、私はへこたれず、引き続き、いろんなスキーショップでウェアの調
査を続けた。カナダだけではない。主人が出張でアメリカへ行くときも「
日本人並みのウェアがあったら何でもいいから買ってきて!」と言って探
してもらった。しかし...実りは全く無かった。どこにいってもダサい
ウェアのオンパレードなのである。ちなみに主人の調査によると、アメリ
カ人のウェアに対する感度も全くカナダ人と同じで安い、丈夫につきるら
しい(日本で売られてるこっち製のやつは、きっと日本向けの特注シリー
ズなのだろう)...。



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私たちは諸般?の事情でやはりカナダ人のレッスンを取ることにした。
レッスンは日曜の午後からの分にしたので午前中はいつものようにスキー
で山のてっぺんまで上がり一滑りをした。集合は12時45分。レンタル
のスノーボードを持ってスクールの待ち合わせ場所に30人くらいいる。
きっとみんな初心者クラスなのだろう(ウェアがスキーウェアだからスノ
ーボーダーじゃないとすぐわかる)。...しかし、こっちには実にいろ
んな人がいる。結構なお年のおじさん、おばさんからすっごいデブッチョ
さん、もちろん子供もいる。そしてウェアももちろん、“フツー”である
。「こういう方がホッとするね」主人も同感だった。
のそのそやってきたブルーのやっけを着た男のインストラクター(若い
けどわりと地味な感じ)は「今日は多いねぇ」と言っていた。私は30人
でやるなら、ウェアの恥を忍んで日本人の超〜若いインストラクターにつ
いて方が良かったかしら?とホンのちょっと考えた(日本人のクラスはい
つも少数のようである)。でも、すぐさま何人かのインストラクターが来
て、一クラスは6人ずつと、ちょうどいいサイズになった(逆に少なすぎ
ると下手さが目立つし緊張するでしょ、このくらいがごまかしが効いてい
いのよね...)。
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まずは板の装着から。私は効き足が右(効き足を決めるとき、サッカ
ーボールはどっちで蹴る?と聞かれた)なので左足が常に固定させる。フ
リーの右足で地面をこいで進む。板に足が垂直に固定されてるからなんと
なく内股になる。これで余計うまくいかない。板の太さも右足歩行の邪魔
になる。ただ歩いててるだけなのにやたらぎこちない。ゼーゼー言いなが
ら5メート ルくらいをやっとのことで進む。
次に板に右足も乗せる。スーイ...。おっ、これは案外、楽に出来た
(もしかしたら私って才能あるのかも?)。主人は「なんでそんなに早く
進めるのぉ?」と不思議がっている。うっふっふっふ〜っ、得意げ〜!
「じゃぁ、次はあの丘からやってみよう」インストラクターは一回しか
両足滑りを、しかもまっ平らなところでしかやってない私たちに丘に行け
!なんて...嘘でしょう?でも、実は丘っていったってこれ、子供のそ
り滑りにもならないくらいのほとんど平らな空き地と言った方が正しい。
何十回とこの山に私たちは来てるけど、こんなスペース、スキーエリアだ
って見なしてなかったもの、今までは...(でも、こぉんなどうでもい
い場所を今、自分が怖がってるなんて私も落ちぶれたものよのぅ...?
)。

インストラクターは先に見本を見せて、一人一人滑って下りてこいと言
った。べチャ、ベチャ、ドチャ...。みんな面白いくらいにすっ転んで
いく。そして私の番。スロープと呼ぶに呼べない斜面にボードが垂直に.
..ヒェ〜落ちていく。もはや私の足は両足縛られているのでどうしよう
もない。「あ〜〜〜っ!」止まらない、止められないの世界である。もう
しょうがないから私も他の人同様、ベチャッ!体ごと、溶けかけた雪面に
ぶち当たっていった。「ヘーイ、そうやって止まると危ないよ。こうやっ
てやるんだよ」インストラクターが正しい転び方をやってみせた。...
私だってそう出来りゃ、はじめっからそう転んでたよ。

インストラクターは限られた時間に一定のレベルまで教えなくてはなら
ないから、かなり忙しい。超緩やかな“場所”もそれまでにしていよいよ
本当のゲレンデに参入することになった。板を一旦外し、手で抱えてエッ
チラ、オッチラ登っていく(あー、初めてスキーやったときのことを思い
出すなぁ。板付けて蟹足でうんせ、うんせと登っては滑ったっけ。でも、
それに比べりゃ、板は外せるし、靴は軽いしで、随分ラクなもんだ)。
今度は20メートルくらい登った。ひぃ〜すごい斜面!(スキーヤーと
して見るとここは漕ぐ必要のある平らなエリアなのだが...)「じゃ、
今度はここから山を見ながら後ろ向きに滑りま〜す」と言ってインストラ
クターはヒューッと下りてしまった。ちょっとぉ、あまりに早くてわかん
なかったよ。それに山なんか見てたら下(ふもと側)が見れないから怖い
じゃないのっ!...しかし、こちらの人はガッツがあるのか、怖いもの
知らずなのか、こっちがモタモタしてると誰かがすぐに先陣を切る。一人
、そしてまた一人。今度は結構みんなうまく滑る。主人もなんなくクリア
、遂に臆病な私は最後の一人になっていた。斜面に乗るように滑り出し.
..。かかとに重心を掛けた。ビューン、加速する。「あ〜れぇぇぇぇぇ
...」またまたすごい勢い。10メートル下には確か、よそのクラスの
人たちがいる。う〜っ、止まらねば!私はそのまま山にむかって体ごとバ
タッと倒れ、またまた全身ストップをしてしまった。「エッジをこう、効
かすんだよ」インストラクターのお言葉。...とは言え、出来ないもの
は出来ないんだよぉぉん。私は完全に落ちこぼれていた。...しかし、
落ち込んでる暇は無い。「じゃ、リフトに乗ります」インストラクターは
無常にも新たなる試練を私に与えた。

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 著作権 by 夏人ウスキ

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 ◇◇次に続きます。お楽しみ下さい。◇◇
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