1月23日ダージリンを後にしてカルカッタに向かう
昨夜は風薬を飲んで早めに寝た。寒さと疲れがもう若くはない私(クヤシイけれど現実)には少しこたえたのかもしれない。目覚めると寒気も無く食欲も戻り(昨日の夕食はヌードルだけ)、朝食はトーストにバターとジャム(ここのバターは濃くなかなかいけますよ)とミルクティー、元気も出てきてほっとしている。
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現役の蒸気機関車 |
ダージリンの駅 |
調整中の蒸気機関車 |
下の街、ジャリパリグリからダージリンまでは鉄道が通っていてその汽車はおもちゃのように可愛らしい。
登山列車は急勾配の坂を時間を掛けてあえぎあえぎ登って行くトイトレインだ。時間も車(すごく飛ばして怖かった)では3時間ちょっとの道のりを8時間以上かけて登っていく高原列車です。
今日は午後にはダージリンを去ることになりそう。また夜行列車の旅なので休息する。出発の時間まではソナムのホテル・ガルーダでゆったりと過ごします。
時間があるのでパソコンに向かい今までの度の整理をしています。
今まで書けなかった事
- 1月14日日本は100Vの電圧だけどインドは240Vです。またコンセントも違う。私のIBM535は電源は100〜240に対応しているのですがコンセントのアダプターが日本から持ってきたのと違いデリーでスルジに買ってもらった。
- インドの電話はISDとSTDに別れ街にはいたるところにも電話屋がある。ISDは長距離電話でSTDは街の中と別れています。日本に電話する時はISDを使用する。
- インドの就職事情、スルジのお父さんは念願の役人にやっとなれたらしい。スルジは26歳と言っていたので役人は狭き門。スルジも役人を目指しているといっていた。
- ラジギールの温泉のお湯は小比木お上人は身体に良いといって毎日飲んでいる。でも旅行者の私は今回は飲むのを止めた。もし、明日帰るとなったら飲んでいたなー
- ラジギールでもダージリンでも人々は早寝早起きです。ホテル・ガダール(ソナムのホテル)でお父さんがパソコンが壊れたから見てほしいと夕方6時頃事務所で作業に入ったが7時になるともう寝る時間と言って帰ってしまった。原因はダウンロードしたウインドーズのグレードアップがバクだらけでフリーズしていた。(3時間かけてロードしたらしいが回線が悪すぎる)
- パトナの街は前日の雨で道路は至る所に水溜まりがあり混雑に拍車をかけていたが乾季に雨とは驚きだった。
- ジャムナジーもソナムも街では権力者でフリーパスでどこでも行き来できた。石山さんにすごい人を紹介してもらって感謝です。
- ダジギールの若者はお金も無いのにお洒落で着飾ってばかりとソナムは嘆いていたが街の若者は本当にお洒落で今の日本でも通用しそうに靴からヘアーまでお金をかけている。アメリカと日本を目指しているらしいが簡単には行けないでしょう。ソナムに「日本に連れていって」とうるさく付きまとうと嘆いていた。パトナもラジギールもお洒落には無縁の街だっただけに驚き
- ジャムナジーの職業は日本山妙法寺のお世話と私には話していた。(ちょっと私には疑問?)
- ソナムはカルカッタで宝石のバイヤーをしていると言っていた。彼は6ヶ国語のバイリンガル。でも日本語はだめ。(英語、ヒンディー語、ドイツ語、フランス語、タイ語、ベンガル語など)
- ソナムの子供と奥さんはカルカッタに住んでいると私に言っています。
- ダジギールの夜の寒さは強烈で昨日は日本から持参した寝袋に包まりさらに毛布をかけて寝た。前日は毛布だけで寝たので風邪を引いたのかもしれない。
- どこの街でも子供達は働き者です。掃除、店の売り子、水汲み、食事の手伝い、薪運びと大人顔負けで働いている。明るく、屈託無く無邪気で日本の子供とはまったく違う一面を見せています。
- 牛は街ではどこにでも居てのさばっていますがダージリンは少ない。この牛も交通障害の原因ですがみんなは牛が通り過ぎるのを辛抱強く待っています。
以上思いつくまま書いて見ました。
ホテル・ガダールの部屋からカンチェンジュンガが今日も手に取るように見えています。ソナムがヒマラヤの見える部屋を用意してくれたおかげです。
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いつも見えていた
カンチュンジュンガ雲の上に |
部屋から見たダジギールの街 |
オーナーのソナムのお父さん |
ソナムのホテルのティーは絶品です。それはダージリンでしか味わえないのかもしれません。ティーパックなんかじゃなく茶漉しで注ぐその味を私は決して忘れない。
ヌードルスープも疲れた私の身体を癒してくれました。もちろんモモ(チベット餃子)も、トーストもチキンカレーも私は忘れない。
いつも私に気を使ってくれたホテルのみなさん、ありがとう。本当にありがとう。
私はPM2時にホテル・ガルーダを後にした。いつの日か再び訪れる日を心に誓って
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急な坂をトイトレインが蒸気を
吹き上げ喘ぎ喘ぎ登ってく |
坂の途中の部落 |
ソナム推薦のモモの店
ドライバーの溜まり場、美味かった |
「途中のシリグリの街に寄る」とソナムは言う。切符の手配を親戚にお願いしているのだそうだ。
切符はエアコンクラスの2等寝台はソナムの親戚にお願いしてあるというのでシリグリに寄る。
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シリグリの入り口、右は線路 |
何でも有りのシリグリの街 |
シリグリの街は商業の街 |
ニュージャリパリグリは駅だけの街で客引きとリクシャーとタクシーと赤帽さんが待ち構えている。
夜行列車は定刻に発車した。
1月24日に続く