1月17日ラジギールにて

今朝は5時に目覚めた。だんだんインド時間になれてきているんだね。(日本時間はAm8:30)
私のホテルは1日800ルピー(2500円)でお湯も出るしトイレも奇麗で快適なんだけれど(バスは無くシャーワーのみ)ベットはちょうどお尻の当たりがくぼんでいて、寝返りを打つたびに気になる。
毛布は2枚重ねて寒さをしのいでいます。インドも夜は冷えるんだよー!この毛布ちょっと匂いがするのが難点!

パソコンはブッタガヤからラジギールまでの悪路でモデムが壊れたのかもしれない。私が車のトランクに入れたのがいけなかった。
今朝、そんな事を考えてデジカメの整理を起きてからしている。舗装はされているのだけれどクレーターだらけでトランクのパソコンは跳ね回り耐えられなかったのかも。

ジャムナジー「今日の昼食は私の家で食べてほしい。小比木お上人も一緒にね」
ジャムナジーの日本語はたどたどしく意味不明が多い。英語も私と同レベルでチャンポンするとなぜかお互いがつながる。(私の英語はたぶん高校生のレベルにはとどいていないなー、きっと)
ジャムナジーはラジギールのボスの一人でラジギールが怒鳴ると車も力車も馬車も見んな避けるすごい権力だにビックリです。

今朝はホテルでチャパティーとヴェジタブルカレー(野菜が、う!ま!い!)それに茶(ミルクティー)。
今日はナーランダの遺跡の見物でーす。
ラジギールから20〜30分で到着しました。

ナーランダは5世紀に建設された仏教大学の遺跡で12世紀にイスラム教徒に破壊された。
この大学に唐の玄奘も来ています。
この遺跡はまだ全てが発掘されていません。地下にはまだ遺跡が眠っています。下の層は5世紀その上に9世紀その上に12世紀と言うように積み重ねて作られています。
唐の玄奘がこの地に来た頃(7世紀)は華やかで人々が溢れかえり栄かを極めていた時期だそうです。

ナーランダで一番興味を引いたのは瞑想室です。下記写真

瞑想室の入り口 瞑想室の壁、この壁を見詰めて何を考えていたの?

私はこの瞑想室の壁に向かって彼らはどんなことを瞑想していたのだろう、それを思うとそこから動けなくなってしまった。
インドに来て私は気候の激しさ(小比木お上人のお母さんが「去年は暑い日は42度間で上がった」と、その激しさを言っていました)、貧しさ(実感としてどうしようもないくらい)は、幾度の紛争に巻き込まれて、したたかに、強く生きている人々を見て人生とは生きるということは?を激しく感じている。
ただこの当時は栄かを極めた時代であったので少しは違うかもね?
でも、仏教というと極楽浄土が基本のように一般の私達は考えていますが、もっと違って「人は如何に生きるべきか」を当時の教師や生徒達は考えていたのではないでしょうか。

「人の幸せ」とは「生きる」とは・・・・・。
インドの人達と接していると我々日本人の欲望と彼らの欲望のギャップの差に驚いてしまう。
人は欲望無しには生きられぬ事は分るのですが、私達は強すぎるのでは?と考え込んでしまう。
美味しい物を食べ、奇麗な着物を着て、短時間で移動し、たくさん物を持ち、携帯電話でいつもおしゃべり、夜も無くせっかちに動き回っている私達
本当の幸せがそこのあるのかしら?

お昼をジャムナジーの家でいただく事になった。
ジャムナジーの家は街の中のアパートで部屋を3つ借りていると言っていた。
小比木お上人は遅れてくると電話があり私とジャムナジーは先に食べる事になったのですが、サーブをしてくれる弟の息子さんに「ビヤー!」と一言。
息子さんは新聞紙に包んだビールを2本持ってきました。
私とジャムナジーは昼からビールです。
息子さんの持ってきた茄子の天ぷらをおつまみにビールを飲んでる。サラダはニンジンと玉ねぎ、トマト、大根です。(インドの野菜は小さく形は不揃い、でも味は感激です)。
遅れて木比木お上人が来て私の飲んでいるビールを見てあきれていましたが、メーンディッシュはナンの中にグリーンピースを入れて膨らまして揚げた、揚げパン。ダルスープ(豆のカレースープ)。ベジタブルカレー。ジャガイモのカレー。ライス(インディカ米)。
小比木お上人のお母さんが私に大根の煮付けをと、持って来てくれたのです。感激の私。

小比木お上人のお母さんからのメッセージ「明日私に家に来るように」と、またまた感激の私です。

ジャムナジーの住まい 隣りの人 お世話してくれた弟の息子さん

ジャムナジーの居間の様子。正面の左にヒンズー教の神様達、入って左に冷蔵庫、中央にテーブル、右奥に手を洗う水道、その奥に1部屋。
下の一室に弟さん夫妻が住んでいる。部屋の様子を取ろうとしたらバッテリーが上がってしまっていた!(デジカメも落してからご機嫌ななめで本当は接触不良だった。叩いたら直った)

今夜のディナーは外でヌードルとスープと茶です。

ラジギールの街は埃と騒音とリクシャーと馬車と車で溢れかえっています。
子供達が良く働いています。

夜のラジギール

名物の揚げパン バスストップのレストラン

次に続く