ぜいたく列伝(文春文庫)
光村利藻の愛妾
十一代目片岡仁左衛門の豪遊
谷崎潤一郎の四季
吉田茂の白足袋
横山大観の富嶽図
大倉喜七郎のホテル
藤原義江の女性
内田百聞の御馳走
長谷川巳之吉の出版
徳川義親の虎狩り
西條八十のかなりや
小林一三の宝塚
堀口大学の月光
梅原龍三郎の北京
鹿島清兵衛のぽん太
花柳章太郎の衣裳
御木本幸吉の真珠
福地桜痴の團十郎史劇
益田太郎の喜劇
志賀直哉の座右寳
五代目中村歌右衛門の下げ髪
薩摩治郎八のパリ
西園寺公望の清雅
後記
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文春文庫
文藝春秋
1996年3月10日発行
315ページ 437円
装幀:田村義也
ISBN4-16-729211-4
★ 平成4年9月、文藝春秋版[書誌]の文庫化。
★ 平成16年4月、学陽書房人物文庫として再刊[書誌]。
カバー紹介:
「ぜいたく自身が人徳になっている人たちが、私にはすがすがしい余韻を残してくれたように思われる。物質的な奢りよりも、むしろ精神的な完璧を求めてやまないのが、至上のぜいたくだ」(あとがき)。みごとな生涯をおくった一流の人物の一級の人生を、芸術を見るような喜びを味わいつつ軽妙清雅な筆致で綴る、第一等の人物論。
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