塗りつぶした顔(河出文庫)
稚児鎧
(「オール読物」昭和40年9月号)
箱庭の雨
(「別冊文芸春秋」昭和43年夏季号)
明治村の時計
(「オール読物」昭和47年8月号)
一度見た顔
(「小説現代」昭和48年5月号)
目ざとい少年
(「オール読物」昭和48年5月号)
バイエルの八番
(「別冊小説新潮」昭和48年10月号)
社長室のパンダ
(「小説新潮」昭和49年2月号)
塗りつぶした顔
(「オール読物」昭和51年2月号)
団地午後三時
(「小説推理」昭和51年6月号)
あとがき(昭和51年9月15日)
解説 山前譲
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河出文庫
河出書房新社
昭和62年6月4日発行
289ページ 480円
解説:山前譲
カバー装幀:荒川じんぺい
フォーマット:粟津潔
ISBN4-309-40190-2
★ 昭和51年12月刊の双葉新書版[書誌]の文庫化。
カバー紹介:
――この五枚の写真は、礼子にとり肌を立たせた。なぜなら、その一枚一枚に、墨で塗りつぶされた人物がいたから……好きだった叔父の形見のアルバムの謎を追うOLの推理を描く表題作をはじめ、女子学生、主婦、母親など、若い女性や少年少女が、さりげない日常に潜む意外な陥穽に、機知と勇気で立ち向かう九つの物語。人間への深い洞察と共感が生み出した巨匠の文芸ミステリーの醍醐味!
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