116. 名セリフ言語学
- 赤沢山の南尼崎(曽我の対面)
- 間夫がなけねば女郎は闇(助六)
- 伽羅っくせい奴だなァ(助六)
- 田圃から拝む観音様(助六)
- ハテしおらしい調べの音色(積恋雪関扉)
- かか ぬけた(傾城反魂香)
- 近日近日(冥途の飛脚)
- ああうたての傾城や(冥途の飛脚)
- てて御ばかりの子かいのう(ひらがな盛衰記)
- りんぎょぎゃってくれめえ(平家女護島)
- 宗七これより御礼申す(博多小女郎浪枕)
- 爺よ堅固であったか(一谷嫩軍記)
- 倅がお役に立ったわやい(菅原伝授手習鑑)
- けなげな八つや九つで(菅原伝授手習鑑)
- つめたい手じゃなァ(義経千本桜)
- 情けないお情に(義経千本桜)
- 礼に来さっせいよ(仮名手本忠臣蔵)
- 遅なわりしは不調法(仮名手本忠臣蔵)
- うろたえ者には誰がした(仮名手本忠臣蔵)
- とは申すものの(仮名手本忠臣蔵)
- まだ了簡が若い若い(仮名手本忠臣蔵)
- 御先祖代々(仮名手本忠臣蔵)
- 猟人の女房がお駕でもあるまい(仮名手本忠臣蔵)
- 人蔘のんで首くくる(仮名手本忠臣蔵)
- 九太はもういなれたそうな(仮名手本忠臣蔵)
- 言い出しては泣き思い出しては泣き(仮名手本忠臣蔵)
- 勘平さんは三十に(仮名手本忠臣蔵)
- 日本一の阿呆の鑑(仮名手本忠臣蔵)
- 忠義に欠くることもあるまい(鎌倉三代記)
- 翼がほしい羽がほしい(本朝廿四孝)
- はや短日の暮れ近し(近江源氏先陣館)
- 船車にも積まれぬ御恩(野崎村)
- せせなげに咲いた杜若(伊賀越道中双六)
- 降らねばよいが(伊賀越道中双六)
- まだお手の内は狂いませぬな(伊賀越道中双六)
- 管領家より賜わりし御菓子(伽羅先代萩)
- そりゃ聞こえませぬ伝兵衛さん(近頃河原の達引)
- 年寄にさら湯は毒(絵本大功記)
- 東へゆくのはいやじゃいやじゃ(恋女房染分手綱)
- 親御はないもねぬものを(鏡山)
- 何の家来の一人や二人(彦山権現誓助劒)
- 舅御様のお顔の色が(八陣守護城)
- 三つちがいの兄さんと(壺坂)
- きつうい派手なこといのぅ(伊勢音頭恋寝刃)
- 蛇籠になるな竹夫人(松浦の太鼓)
- お月様とおればかり(十六夜清心)
- あんまにむごい胴欲な(白浪五人男)
- 柳の都谷七郷(白浪五人男)
- まことに意外の御血色(河内山)
- 飛んだ所へ北村大膳(河内山)
- 思うがけなく丈賀に出あい(雪夕暮入谷畦道)
- 地獄の沙汰も金次第だ(四千両小判梅葉)
- 蛇食うと聞けばおそろし(島鵆月白浪)
- 名前を変えて九龍山(神明恵和合取組)
- 菊見がてらに廓の露(籠釣瓶花街酔醒)
- 大御所によろしう(清正誠忠録)
- 人のいのちは金じゃ買えねえ(文七元結)
- 馬鹿やァい(梅ごよみ)
- 暖められつ暖めつ(冥途の飛脚)
- 思い切って凡夫心(平家女護島)
- 外は十夜の人通り(心中天網島)
- あすの夜誰か添乳せむ(菅原伝授手習鑑)
- この垣一重がくろがねの(奥州安達原)
- うしろにしょんぼり濡衣が(本朝廿四孝)
- 曇り勝ちなる久松も(新版歌祭文)
- 私も女子の端じゃもの(桂川連理柵)
- かかれとてしも鳥羽玉の(艶容女舞衣)
- 嫁御の昼寝もころりとせ(近頃河原達引)
- 都育ちは蓮葉な者じゃえ(娘道成寺)
- 誰に見しょとて紅鉄漿つきうょぞ(娘道成寺)
- 獅子の座にこそ直りけれ
- 判官おん手をとり給い(勧進帳)
- かむろかむろと沢山そうに(戻駕)
- 赤の他人の傾城に(角兵衛)
- せめて今度は人間に(靫猿)
- 嵯峨や御室の花ざかり(忍夜恋曲者)
- 逢いたさ見たさは飛び立つばかり(権上)
- 恋よ恋われ中空になすな恋(保名)
- 鳥羽絵の御無理が御尤も(鳥羽絵)
- 消ゆる姿の八重なでしこ(色彩間苅豆)
- 世辞で丸めて浮気でこねて(六歌仙―喜撰)
- 気転利かして奥と口(雪夕暮入谷畦道)
- 摩利支天にも見放され(関取千両幟)
- 男はかねて用意のひと腰(明烏花濡衣)
- 鎌倉などへは夢もかよわぬ(修禅寺物語)
- 伯母様は苦手じゃ(番町皿屋敷)
- ここにも悟られぬ人があるのう(佐々木高綱)
- おたかは、おらんかの(父帰る)
- ちゃん(息子)
- 横綱の卵は泣きべそだね(一本刀土俵入)
- 人が一人駈けて行っただけだに(一本刀土俵入)
- こんな面になるんだろうさ(暗闇の丑松)
- 御成人なさいましたなァ(二条城の清正)
- 春の名残をいかにとやせむ(元禄忠臣蔵)
- 謹が病気だ
- ほめてやって下さいね
- 頼りにしてまっせ
- 生か死かそれが問題だ
- ブルータスお前もか
- あなたはどうしてロミオなの
- 慈悲は春の小雨
- しかり而して
- 何ひと
- 検察官がおいでになりました
- 桜の園が売れたんです
- 夜でも昼でも牢屋はくらい
- これにて一件落着
- この印籠が目にはいらぬか
- 風の中の羽のように
- カチューシャ可愛や別れのつらさ
- また春永に(矢の根)
- さァ暫だ暫だ(暫)
- やっとことっちゃぅんとこな(曾我の対面)
- 首尾よく大役(毛抜)
- 落居のあいだとどめたり(勧進帳)
- 隅から隅までズイと
- 待っていたとはありがたい(お祭り)
- 今日はいかなる吉日にて(曾我の対面)
- ありがたい かたじけない
- おんでもないこと(鞘当)
- 聞いたか聞いたか(娘道成寺)
- さアそれは
- 下郎は口のさがなきもの(鏡山)
- ひそかにひそかに(伽羅先代萩)
- ともに奈落に連れゆかむ
- 何がなんと
- さらばさらば(絵本大功記)
- ひと間に入り給う
- あなた様はなァ
- やァやァやァ(白浪五人男)
- たがよ たがよ
- 坂は照る照る鈴鹿は曇る
- これは先生(菊畑)
- どっとといなしゃませ(一條大蔵卿)
- ほっとけ ほっとけ
- ひと精出して あとでの煙草(逆櫓)
- 水子これへ(実盛物語)
- はや さよりなら(源平布引滝)
- 御台様いのぅ(義経千本桜)
- これはしたり
- 新刀なれども長曾根虎徹(仮名手本忠臣蔵)
- 男でござる(仮名手本忠臣蔵)
- 咲いたわ咲いたわ(新薄雪物語)
- 我折れ(本朝廿四孝)
- 人に知られで来るよしものがな(盛綱陣屋)
- あァら怪しやな(伽羅先代萩)
- 天命思い知ったるか(伽羅先代萩)
- 恐れ入ったか
- 赤はらたれて気に入られ(碁太平記白石噺)
- キューッと一杯(関の扉)
- 煙草が祭りにゃ出やァしめいし(鈴ヶ森)
- 飛札をもって申し入れ候(鈴ヶ森)
- シタガ生れは東路に(鈴ヶ森)
- いい景色だねえ(切られ与三)
- 利かぬ辛子と悪党と(三人吉三)
- 置いてゆきましょうか(髪結新三)
- 鵜縄にかかる気づかいなし(雪夕暮入谷畦道)
- 送るもんじゃねえ(魚屋宗五郎)
- おっ母さんに叱られる
- おばさまお先に
後記
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駸々堂出版
昭和58年10月10日発行
171ページ 900円
カバー絵:「あうむ石」(市村座)より
ISBN4-397-50154-8
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