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116. 名セリフ言語学


  1. 赤沢山の南尼崎(曽我の対面)
  2. 間夫がなけねば女郎は闇(助六)
  3. 伽羅っくせい奴だなァ(助六)
  4. 田圃から拝む観音様(助六)
  5. ハテしおらしい調べの音色(積恋雪関扉)
  6. かか ぬけた(傾城反魂香)
  7. 近日近日(冥途の飛脚)
  8. ああうたての傾城や(冥途の飛脚)
  9. てて御ばかりの子かいのう(ひらがな盛衰記)
  10. りんぎょぎゃってくれめえ(平家女護島)
  11. 宗七これより御礼申す(博多小女郎浪枕)
  12. 爺よ堅固であったか(一谷嫩軍記)
  13. 倅がお役に立ったわやい(菅原伝授手習鑑)
  14. けなげな八つや九つで(菅原伝授手習鑑)
  15. つめたい手じゃなァ(義経千本桜)
  16. 情けないお情に(義経千本桜)
  17. 礼に来さっせいよ(仮名手本忠臣蔵)
  18. 遅なわりしは不調法(仮名手本忠臣蔵)
  19. うろたえ者には誰がした(仮名手本忠臣蔵)
  20. とは申すものの(仮名手本忠臣蔵)
  21. まだ了簡が若い若い(仮名手本忠臣蔵)
  22. 御先祖代々(仮名手本忠臣蔵)
  23. 猟人の女房がお駕でもあるまい(仮名手本忠臣蔵)
  24. 人蔘のんで首くくる(仮名手本忠臣蔵)
  25. 九太はもういなれたそうな(仮名手本忠臣蔵)
  26. 言い出しては泣き思い出しては泣き(仮名手本忠臣蔵)
  27. 勘平さんは三十に(仮名手本忠臣蔵)
  28. 日本一の阿呆の鑑(仮名手本忠臣蔵)
  29. 忠義に欠くることもあるまい(鎌倉三代記)
  30. 翼がほしい羽がほしい(本朝廿四孝)
  31. はや短日の暮れ近し(近江源氏先陣館)
  32. 船車にも積まれぬ御恩(野崎村)
  33. せせなげに咲いた杜若(伊賀越道中双六)
  34. 降らねばよいが(伊賀越道中双六)
  35. まだお手の内は狂いませぬな(伊賀越道中双六)
  36. 管領家より賜わりし御菓子(伽羅先代萩)
  37. そりゃ聞こえませぬ伝兵衛さん(近頃河原の達引)
  38. 年寄にさら湯は毒(絵本大功記)
  39. 東へゆくのはいやじゃいやじゃ(恋女房染分手綱)
  40. 親御はないもねぬものを(鏡山)
  41. 何の家来の一人や二人(彦山権現誓助劒)
  42. 舅御様のお顔の色が(八陣守護城)
  43. 三つちがいの兄さんと(壺坂)
  44. きつうい派手なこといのぅ(伊勢音頭恋寝刃)
  45. 蛇籠になるな竹夫人(松浦の太鼓)
  46. お月様とおればかり(十六夜清心)
  47. あんまにむごい胴欲な(白浪五人男)
  48. 柳の都谷七郷(白浪五人男)
  49. まことに意外の御血色(河内山)
  50. 飛んだ所へ北村大膳(河内山)
  51. 思うがけなく丈賀に出あい(雪夕暮入谷畦道)
  52. 地獄の沙汰も金次第だ(四千両小判梅葉)
  53. 蛇食うと聞けばおそろし(島鵆月白浪)
  54. 名前を変えて九龍山(神明恵和合取組)
  55. 菊見がてらに廓の露(籠釣瓶花街酔醒)
  56. 大御所によろしう(清正誠忠録)
  57. 人のいのちは金じゃ買えねえ(文七元結)
  58. 馬鹿やァい(梅ごよみ)
  59. 暖められつ暖めつ(冥途の飛脚)
  60. 思い切って凡夫心(平家女護島)
  61. 外は十夜の人通り(心中天網島)
  62. あすの夜誰か添乳せむ(菅原伝授手習鑑)
  63. この垣一重がくろがねの(奥州安達原)
  64. うしろにしょんぼり濡衣が(本朝廿四孝)
  65. 曇り勝ちなる久松も(新版歌祭文)
  66. 私も女子の端じゃもの(桂川連理柵)
  67. かかれとてしも鳥羽玉の(艶容女舞衣)
  68. 嫁御の昼寝もころりとせ(近頃河原達引)
  69. 都育ちは蓮葉な者じゃえ(娘道成寺)
  70. 誰に見しょとて紅鉄漿つきうょぞ(娘道成寺)
  71. 獅子の座にこそ直りけれ
  72. 判官おん手をとり給い(勧進帳)
  73. かむろかむろと沢山そうに(戻駕)
  74. 赤の他人の傾城に(角兵衛)
  75. せめて今度は人間に(靫猿)
  76. 嵯峨や御室の花ざかり(忍夜恋曲者)
  77. 逢いたさ見たさは飛び立つばかり(権上)
  78. 恋よ恋われ中空になすな恋(保名)
  79. 鳥羽絵の御無理が御尤も(鳥羽絵)
  80. 消ゆる姿の八重なでしこ(色彩間苅豆)
  81. 世辞で丸めて浮気でこねて(六歌仙―喜撰)
  82. 気転利かして奥と口(雪夕暮入谷畦道)
  83. 摩利支天にも見放され(関取千両幟)
  84. 男はかねて用意のひと腰(明烏花濡衣)
  85. 鎌倉などへは夢もかよわぬ(修禅寺物語)
  86. 伯母様は苦手じゃ(番町皿屋敷)
  87. ここにも悟られぬ人があるのう(佐々木高綱)
  88. おたかは、おらんかの(父帰る)
  89. ちゃん(息子)
  90. 横綱の卵は泣きべそだね(一本刀土俵入)
  91. 人が一人駈けて行っただけだに(一本刀土俵入)
  92. こんな面になるんだろうさ(暗闇の丑松)
  93. 御成人なさいましたなァ(二条城の清正)
  94. 春の名残をいかにとやせむ(元禄忠臣蔵)
  95. 謹が病気だ
  96. ほめてやって下さいね
  97. 頼りにしてまっせ
  98. 生か死かそれが問題だ
  99. ブルータスお前もか
  100. あなたはどうしてロミオなの
  101. 慈悲は春の小雨
  102. しかり而して
  103. 何ひと
  104. 検察官がおいでになりました
  105. 桜の園が売れたんです
  106. 夜でも昼でも牢屋はくらい
  107. これにて一件落着
  108. この印籠が目にはいらぬか
  109. 風の中の羽のように
  110. カチューシャ可愛や別れのつらさ
  111. また春永に(矢の根)
  112. さァ暫だ暫だ(暫)
  113. やっとことっちゃぅんとこな(曾我の対面)
  114. 首尾よく大役(毛抜)
  115. 落居のあいだとどめたり(勧進帳)
  116. 隅から隅までズイと
  117. 待っていたとはありがたい(お祭り)
  118. 今日はいかなる吉日にて(曾我の対面)
  119. ありがたい かたじけない
  120. おんでもないこと(鞘当)
  121. 聞いたか聞いたか(娘道成寺)
  122. さアそれは
  123. 下郎は口のさがなきもの(鏡山)
  124. ひそかにひそかに(伽羅先代萩)
  125. ともに奈落に連れゆかむ
  126. 何がなんと
  127. さらばさらば(絵本大功記)
  128. ひと間に入り給う
  129. あなた様はなァ
  130. やァやァやァ(白浪五人男)
  131. たがよ たがよ
  132. 坂は照る照る鈴鹿は曇る
  133. これは先生(菊畑)
  134. どっとといなしゃませ(一條大蔵卿)
  135. ほっとけ ほっとけ
  136. ひと精出して あとでの煙草(逆櫓)
  137. 水子これへ(実盛物語)
  138. はや さよりなら(源平布引滝)
  139. 御台様いのぅ(義経千本桜)
  140. これはしたり
  141. 新刀なれども長曾根虎徹(仮名手本忠臣蔵)
  142. 男でござる(仮名手本忠臣蔵)
  143. 咲いたわ咲いたわ(新薄雪物語)
  144. 我折れ(本朝廿四孝)
  145. 人に知られで来るよしものがな(盛綱陣屋)
  146. あァら怪しやな(伽羅先代萩)
  147. 天命思い知ったるか(伽羅先代萩)
  148. 恐れ入ったか
  149. 赤はらたれて気に入られ(碁太平記白石噺)
  150. キューッと一杯(関の扉)
  151. 煙草が祭りにゃ出やァしめいし(鈴ヶ森)
  152. 飛札をもって申し入れ候(鈴ヶ森)
  153. シタガ生れは東路に(鈴ヶ森)
  154. いい景色だねえ(切られ与三)
  155. 利かぬ辛子と悪党と(三人吉三)
  156. 置いてゆきましょうか(髪結新三)
  157. 鵜縄にかかる気づかいなし(雪夕暮入谷畦道)
  158. 送るもんじゃねえ(魚屋宗五郎)
  159. おっ母さんに叱られる
  160. おばさまお先に

後記


名セリフ言語学


駸々堂出版
昭和58年10月10日発行
171ページ 900円

カバー絵:「あうむ石」(市村座)より

ISBN4-397-50154-8