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小説・江戸歌舞伎秘話(講談社文庫)


振袖と刃物
座頭の襦袢
美しい前髪
種と仕掛
幼馴染
お七の紋
女形と胡弓
夕立と浪人
ふしぎな旅籠
鉄の串
お染の衣装
稲荷の霊験
ところてん
女形の大見得

解説[小泉喜美子]


小説・江戸歌舞伎秘話


講談社文庫

講談社
昭和52年12月15日発行
457ページ
460円

解説:小泉喜美子
カバー装画:山本武夫


★ 文庫オリジナル。

カバー紹介:
「車引」の場で梅王丸、松王丸、桜丸の三兄弟は赤の襦袢を着る恒例になっているが、5代目團十郎はあるとき白襦袢を着用してアッといわせた。團十郎に新趣向を思いつかせるには、陰にどんな事情があったのか(座頭の襦袢)。歌舞伎研究で高名な筆者が、江戸歌舞伎に題材を得てミステリ趣向をこらした異色連作小説。