母の日 5/1        BBS  HOME  PHOTO日記TOP   

 

       

 

「わらびの里」のお弁当と、次男のタイ土産の「ろんろん玉」を持って母の家に行った。

転がすと、ろんろん・・・と音がする玉、母はこういう小物が好きだから。 

 

「兵庫幼稚園 創立50周年記念誌」を一緒に見た。

発行は私が生まれるより古くて、神戸を襲った3度の空襲も阪神大震災もかいくぐっ

て、母の友だちの家に残っていたものを借りているという。

創立以来の園児の卒業写真が収録されていて、その中に私の亡くなった母がいる。

後の方のページには亡母の妹である今の母もいる。

 

前列の右から4人目、「これがお母ちゃんよ」と教えてもらってつくづく見た。

うちで「お母ちゃん」というのは亡くなった母のことで、「おばあちゃん」という

のが現在の母のことになっている。(息子たちのおばあちゃんだから)

私たち3人の兄妹を残して、夫と両親と妹を残して、38歳の若さで逝ってしまっ母。

「そういえばお母ちゃんや・・」といったけど、記憶はおぼろ。

私が憶えているのはアルバムの中のお母ちゃんの顔だもの。

 

着物を着てちんまりと座っている少女たち、どんな人生を歩んだのだろう。

後ろに立っている男の子たちはあの戦争に駆りだされ、生きて母親のもとに帰る

ことができただろうか。

 

夜、家に帰ると、息子とYUさんから母の日の贈りものが届いていた。

「ハーブコーディアル クラシックジンジャー」というのはおしゃれなしょうが湯

かしら。心が温かくなった。母の日らしい一日だったなあ。