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天王寺の新世界へ行きました。 ジャンジャン横丁、この大阪的でけばい、昔はちょっと恐いお兄さんたちが肩を揺らして歩いていた街の一角で、 猫バッジのtetuさんが友人と二人で「ジャズと猫」展を開いています。(1/19まで) 絵やグッズの売り上げを、釜が崎の「ホームレス炊き出し支援NPO」に寄付するチャリティ展です。 1979年の万博以後、バブル景気を支えた建設労働者の多くが、仕事がなく年も取り、病気にもなり、ドヤにも泊まれず、テントで暮らしています。その上、今の格差社会から脱落を余儀なくされた人々が加わっています。行政は冷たく、公園から駅から閉め出し、生活保護を申請するために数十人もに住所を貸した事務局が告訴されたりもしました。 私などは、僅かなカンパをするほか、何の力にもなれません 。 今25歳から35歳になる若者をロストエイジというのだそうですね。失われた世代、失われたものは何?奪った者はだれ? 二人の息子はピッタリこの世代です。二人も、今は良くても何時どうなるかわからない不安を抱えているのでしょうか? でも、それに負けない希望も夢も持ってるよね。 貧乏だったけど、だんだん良くなる・・と信じることができた私たちの世代からは、こんな世の中にしてしまった…と申し訳なく思えます。 私に何ができるだろう。答えはありません。 ただ、身近なところを耕すように、丁寧に世の中に接して行きたいと思いました。 07.1.7 |