岐阜市内線は、私の抱いていた想像を遥かに超えていた。
林立するビルの中、大正生まれの電車が日常の光景として走っていたのである。

自動車を蹴散らしながら路面を走る丸窓電車。
モータリゼーションに敢然と立ち向かう、古豪達の姿がそこにあった。



丸窓電車が赤い頃・・・
市内⇔揖斐線直通の急行運用に、第一線で活躍していた時代。
彼等が最も光輝いていた時代でもあった。


 
END

 岐阜市内線スナップ