下方-相羽 1986.8 Nikomart FTN Nikkor28mmf2.8 PKR

丸窓電車との最初の出会いは、私が中学三年生の時であった。
青春18切符を片手に、165系大垣夜行で一路岐阜へ。

1986年8月、名鉄新岐阜駅。
ビルの林立した風景の中に佇む、赤い丸窓電車がそこにいた。
浮世離れしたその光景に、鳥肌がたつような感動を覚えた。
そして、その感動は先に進むほどに加速していく・・・
古豪モ510からの車窓は、古きよき時代の鉄道風景そのものであったからだ。

「この風景を、もっと感じてみたい・・・」
初訪問にして、名鉄600V線区の魅力に、完全にとりつかれてしまったのである。

田舎電車の風景を残した、谷汲、揖斐、美濃町線。
赤い電車たちと日本の原風景を、私なりのアングルで追ってきました。
名鉄600V線区の素晴らしき風景を、ごゆっくりご覧ください。

(このページでは、1986〜1988年の市内線の模様を中心にお送りします。)

 丸窓電車が赤い頃