デトニのボンネット「白山色」

その1(白山・あさま・北越)

20世紀もあと僅かになった2000年暮、489系「白山色」編成3本が急遽「国鉄色」に塗り替えられるというニュースが駆け巡りました。見事、艶やかな「国鉄色」に復活した「H01編成」が夜の上野に忽然と姿を表し「引退者達」の目を覚まさせたのは記憶に新しいところです引き続き、H03編成が塗り替えられた。残るH02編成は検査周期の関係で暫くは残ると考えられていた。2001年6月、H02編成は松任工場に入場して、いよいよ・・・と思わせたが・・・無事?そのまま出場してきたようだ。これだけ騒がれるのも、人気者の証拠であろう。元の「ボンネット」と「国鉄色」が余りにも大傑作だったが・・・これだけ観れば「白山色」もなかなかのものである。


3052M 白山    1997−9−27 信越本線  松井田〜磯部  

鳥避けの網と頭を垂れる稲穂が、実りの秋の到来を告げる。清清しい秋空の下、白山色が駆け抜ける。妙義山にまとわりつく雲がいいアクセントだ。妻を引き連れて・・・大混雑の「横軽」を避けてのこの日の撮影は大成功だった。これも「黒淵ライト」に見える!

CONTAX RTSV  PLANAR T* 85ミリ F1.4    1/1000sec.f 4  RDPU

傑作、プラナー85ミリが描写する、秋の空気感・・・web上でも、その実力が判る。


  3023M あさま23号    1997−9−27 信越本線 信濃追分〜御代田

黄昏の迫る浅間山麓に、スリーライトを誇らしげに輝かせて白山編成の「あさま」が駆け抜けてゆく。どんな色でも、どんな光線の下でも「ボンネット」の存在感は抜群だ。この撮影の後、「道の駅御牧の湯」に浸かり、横川で買った釜めしを休憩室で食べた。露天風呂から見た189系あさまの夜景が目に焼きついている。

CONTAX RTSV  DISTAGON T* 25ミリ F2.8    1/250sec.f 2.8 RDPU

高原の引き締まった空気、シャドウ部分の質感表現の確かさ・・・流石、ディスタゴン!


この写真は、「ゴムタイヤ車」での本格撮影旅行初日の記念すべき1枚。これといった撮影地も知らずに、米山ICで降りてあてずっぽうに着いた場所が「有名撮影地」だったわけである。しかも運良くこれがきてくれた。番号は、スキャナーの解像力をアップし拡大した結果判読出来ました!(そのままUPしたら現在のHP総容量を超えます)ワイパー改造前の貴重な姿。個人的には、やはりこっちの方がいいナ!そして、ヘッドライトのケースが「黒塗り」です。番号、時期等詳しくご存知の方いらっしゃいますでしょうか?とにかく、塗装も綺麗です。真夏の炎天下ですがブローニーサイズのフジ「REALA」の柔らかい発色が光ります。この頃の「北越」は、定期だけで6往復!車輌もバラエティに富んでいたようです。

   クハ489−503ほか 1012M 北越2号  1990−7−29 信越本線 青海川〜鯨波   

ゼンザブロニカET-R si ゼンザノン75ミリ F2.8  1/500sec.f5.6−8 フジカラーCS(REALA)


こちらも「拡大」でほぼ間違いなく502であることが判明しました。上の2年半後ですが、ワイパーは改造されています。こちらの塗装も美しい!現在は、晴れて「国鉄色」です。雪と氷でEF63と連結出来なくなってはタイヘン!で、こんなカバーが付いていたんでしょう。

     クハ489−502ほか   3052M  白山   1993−2 信越本線 二本木〜関山     

キャノンEOS1000 EF85ミリ F1.8(カメラ、レンズ共無償譲渡し現存せず) 1/1000sec. f 8 フジカラー200 


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