デトニのお気軽写真館2

西鉄初乗りハーフサイズ日記

2001-3-25アップ

この企画は、明らかに昨今の「1000系ラストラン」ブームにあやかったものです(^^ゞ。1973年春、急行「高千穂」で出発した初の九州旅行は「順法闘争」で終始ベタ遅れで最後は、今でも悔いの残る極めつけのオチが待っている(-_-;)。しかも、母親同伴?で観光も兼ねた「軟弱」なものでした。白黒写真はハーフサイズのみという情けない状況です。撮影は1973年3月16日です。「17歳」というと、皆さん素晴らしい写真を残されているのに・・・。

懐かしの西鉄福岡旧駅にてモ1005ほか4連の特急。ご存知、アルストーム台車を履く1957年製の第一次車。特急時代の写真はこのほか数枚しかない。

この列車で、私の「西鉄の旅」は始まった。

いかにも、私鉄ターミナルの風情が漂う福岡駅に停まるモ104ほか3連の太宰府行き普通。1941年木南製のクロスシート車(後にロング化)でこの編成は車体更新を受けているが、前面のカーブはそのままである。たしか,戦争中に米軍機の機銃掃射を受け、弾痕が台車に残っていたとか・・・。

大牟田に停車するモ501C-B−A連接車3連。100形に続いて1942年に汽車で製造された2車体連接のクロス車であった。後に中間車体を挟みロング化された。側面は、京急230を思わせる幕板の狭い、しかも張り上げ屋根の軽快なスタイル。

ずらり並んだ狭窓がたまらないク1301サイドビュー。二日市車庫の外側から撮影。手前の線路が大宰府線。前身は、1951年製の旧600系。こうしてみると、戦前から「流線型」は好きだったようだがこちらは、戦後製。中間に1000系並の新造車を挟み、空気バネ台車を履き特急色となった。

私にとっては、貴重な1枚です。福岡市内線(モ569)と大牟田線(モ101)の平面交差風景。市内線は城東橋、大牟田線は薬院が最寄駅(停留所)である。

これまた、たった1枚の福岡市内線の連接車。1101の貝塚行。1954年汽車製。北九州の連接車がすべてツリカケだったのに対しこちらは、カルダン駆動である。後の増備車は出力が北九州並になったが駆動方式も同じくツリカケに戻される(一部が広島電鉄に転じた)。

共通データ:オリムパスペンEE-D(35ミリハーフ)ズイコー38ミリF1.7 プログラムオート  TX

参考文献:鉄道ピクトリアル292

※このページの写真は、縮小後にシャープマスク処理を施しています。


写真館1へ戻る      写真館3へ     メニュー&リンク集