原 因 |
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○のあたりが濡れていました。
どうやらここから進入したようです。
この車、経年劣化によりドア内部の防水ビニールシートが破れてそこから水が浸入するケースがあります。
ちなみにゴルフ2の内張りパネルは、木屑(?)を圧縮し固めた素材でできています。最近の車の内張りようなプラスチック製ではないので、防水シートがないと水がしみて車内に侵入してくるんです。 |
詳しい原因究明のために、ドアの内張りを外します。
*内張りサイドのねじ4本(ヒンジ側2本/手前側2本)
*窓のハンドル(メクラ蓋を外してねじを緩める)
*取っ手(メクラ蓋を外して、ねじを緩める)
*ドアオープナーハンドルの枠(後ろ側にスライドする。)
*ロッキングノブを外す(ねじになっている。)
*ロッキングノブのガイド枠を外す。
内張りパネルと窓枠のところがうまく外れない場合は無理をせず、マイナスドライバーなどで少しずつ内張りパネルを手前に出していくといいと思います。 |
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内張りパネルと外した様子です。
なんと、ビニールの上部、ヒンジ側のサイド、下部の接着が外れていました。
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下部を拡大してみると・・・・。
こんな感じです。
これじゃ、水が入ってきますね・・・。 |
修 繕 作 業
(防犯のためにロック機構にかかわる部分はぼかしています。) |
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簡単です・・・・。
古いビニールをはがして、新しいビニールを貼り付けるだけです。
今回使ったビニールは、厚めの大きい透明なごみ袋です。
ごみ袋の底とサイドをカットして広げたものを使用しました。
雑巾で汚れをふき取ってから、ドアパネルの外周に接着剤を塗り、ビニールを貼り付けます。
このとき、セロハンテープ等で、仮止めをしておかないとビニールが垂れ下がります。
注意として、○印部のロック用のロッドをビニールが干渉すると、施錠・開錠の操作が硬くなります。この部分はピンと張るのではなく、ゆとりを持たせておかないといけません。 |
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ある程度ボンドが乾いたら仕上げです。
ドアオープナーハンドルの部分を形にあわせて切り抜きます。
窓のハンドル部を丸く切り抜くか、×状に切込みを入れます。
ドアの外周にあわせてビニールをカットします。
あとは、パネルを外した逆の順番で取り付けて完了です。
(穴を大きく開けすぎたり、切込みを入れすぎたりした場合は、梱包用の透明テープを使って補修しています。) |

今回使ったボンドです。
コニシの、「Gクリヤー」です。20mlの物で、半分くらい消費しました。 |

ドア内張りパネルの裏です。
水のしみた跡が残ってます。
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