Back Introduction ちょっとした話
ギヤの表示板作成

↓チェンジレバーのノブ(シフトノブ)を標準のものからゴルフボールに変えています。↓


その関係でノブにギヤの表示がありません。ガソリンスタンドなどで車を預けると
バックのギヤの位置を知らない店員さんはバックができずに困ってしまいます。

最近よく、バックさせれない店員さんが多いので、ギヤの表示板を作りました。

黄銅板(真鍮板)にエッチングをして、その上からニスを塗りました。
作業途中の写真がないので完成品を見てください。

<作り方>

(準備物)
黄銅板、油性ペン、歯磨き粉、布、エッチング液(塩化第二鉄溶液) 中和剤(炭酸ナトリウム溶液)
シンナーやアルコールなど油性インクを落とすもの、ニス。

手順
@ 黄銅板を必要な大きさに切ります。
A

黄銅板を光沢がでるように磨きます。このときに研磨剤として歯磨き粉を使用して布で磨きます。

B

磨いた黄銅板に油性ペンで「1速から5速+Rの図」を書きます。

C

エッチング溶液に漬けて、油性ペンでかかれていない部分を腐食させます。

D

ある程度腐食し黄銅板の色が変化したら引きあげて、水洗いをよくします。

E

水洗いだけでは侵食が止まらない場合があるので中和剤で中和して化学変化をとめます。

F

中和剤につけたらまた水洗いをします。

G

このままでは油性ペンの黒い文字の状態ですが、シンナーやアルコールなどで油性ペンのインクを落とします。

H すると、油性ペンでかかれたところは元のピカピカ状態で、それ以外のエッチング溶液に触れた部分は腐食して色がくすんでいます。この色変化で文字を刻むことができました。
I

このままでも綺麗なのですが、文字の部分が空気に触れ酸化して汚くなるので、酸化防止にニスを塗りました。

注意!
使用したエッチング溶液(塩化第二鉄溶液)は有害です。流し台に流してはいけません。
正しい処分方法がわからない場合は、塩化第二鉄がエッチング用としてパッケージ販売されていますので
そのパッケージに記載されている
所定の処分方法で処分して下さい




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