「解答:TETSU-No.35」 SOFTV3 9−2743 1998年9月20日 |
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▲2四金 ▽1二玉
▲1三歩 ▽2一玉 ▲9八馬 ▽1一玉 (▽2二玉)
▲8八馬 ▽2一玉 ▲2二歩 ▽1一玉
▲1二歩成 ▽同 玉 ▲7八馬 イ▽1一玉
▲1二歩 ▽2二玉 ▲7七馬 ▽1二玉
▲1三歩 ▽2一玉 ▲7六馬 ▽1一玉 (▽2二玉)
▲6六馬 ▽2一玉 ▲2二歩 ▽1一玉
▲1二歩成 ▽同 玉 ▲5六馬 ロ▽1一玉
▲1二歩 ▽2二玉 ▲5五馬 ▽1二玉
▲1三歩 ▽2一玉 ▲5四馬 ▽1一玉 (▽2二玉)
▲4四馬 ▽2一玉 ▲2二歩 ▽1一玉
▲1二歩成 ▽同 玉 ▲3四馬 ハ▽2二玉
▲3三馬 ▽2一玉 (途中図)
途中図は ▽2一玉 まで
▲2二歩 ▽1一玉 ▲1二歩 ▽同 玉
▲1三金 ▽同 玉 ▲1四歩 ▽1二玉
▲2四桂 ▽1一玉 ▲2一歩成 ▽同 玉
▲3二桂成 ▽1二玉 ▲2二馬 まで63手24金と据えて馬ノコの趣向が始まります。
馬ノコの狙いはシンプルに33まで近づきたいだけなのですが、騎士 (桂馬) の守りをかわしながら近づくために、途中図の○のような大きいノコギリになります。
手順で注意が必要なのは、趣向手順の12手目の応手。
イとロでは、22玉だとすぐに77 (55) 馬とできて手順が短縮されるので11玉が正解。
ハでは11玉だと12歩、22玉、33馬、12玉で、収束が短くなってしまうので、22玉が正解です。
- Yossyさん:
- 楽しい作品をありがとうございます。
『 やさしい趣向詰ですが、暗算ではちょっと混乱するかもしれません。 』馬と桂のきき筋で混乱しました。『 2+16+16+14+15。 』と、ヒントがあって助かりました。
あまりこの軌跡は見かけませんね。 三段馬ノコというと、斜め移動が入るのが多かったと思います。 6手目などの逃げ方が限定されているか、というのが趣向作なので少し気になりました。
さっそく解いていただき、ありがとうございます (^^)
本局、作者も混乱したんでヒントを付けました。 20年前の作品ですが、そのころは、いろいろな軌跡を作って遊んでいたようです。 本局よりもう一段大きいのも作った記憶があります。 すみません。 6、22、38手目の逃げ方は非限定です。
- 池田ママス&パパスさん:
- これも馬○と言うのでしょうか。 大馬○(馬大○?)と言いたいような気分です。 短めの序奏が付いたりして、TETSU さんの作品には珍しい感じ (失礼! (^^; ) ですが、その序奏が収束と見事に対応してて、首尾一貫した雰囲気です。
# 形からすると持駒から金を取って 「1五と」 なんて置くと 「馬桂歩(と)」 で盤面ができあがるんですが、打った駒がさばける方が味は良いかも知れませんね。
護堂さんの新馬子唄集には入れてもらえるかな? それ以前に詰棋じゃないって言われそうですが (^^;
収束から作ったので、16桂に働きを持たせるため、ちょっとだけ序を付けました。 TETSU らしくない?
持駒の金を15とにすることもできますが、押さえの駒なので、金の方が落ち着きます。 香歩問題で73金がと金だったら、なんか変でしょう?
- sorim さん:
- お久しぶりでございます。 私も挑戦してみました。
『 2+16+16+14+15。 』このヒントがあったので、16手のサイクルになるように手順を作って追いかけてみました。 3回目、うっかり同じ16手になるように逃げると、かえって駒余りの早詰なんですね。 ^^; 逃げ方を短絡させて無事手数通りになりました。 (^^)
・・・ って、インチキみたいな解き方で申し訳ございません。 m(__)m 変化を追いかけているうちに、頭がパニクってしまったもので … ^^; 修行が足りません。 ^^;
sorim さん、お久しぶりです。 狭いようでも、いくつかの逃げ方があって、ちょっと混乱しますね。 そんな時、作意らしい順を探すのは、正当派の解き方です。 気になる変化は、あとでゆっくり確認する、と。
- sorim さん:
- 最後、舞台をお掃除して終わるのは、とても気持ちが良かったです。 (^^) 金がなかなか見えませんでしたが … ^^; で、変化の裏づけは、これから検証してみようと思います。 相変わらず素敵な詰め将棋をありがとうございました。 m(__)m
このぐらいの収束なら、邪魔にはならない? 気持ち良ければすべて良し (^_^) sorim さんの詰将棋もとても素敵でした (^^)
- sorim さん:
- じっくりと追いかけれました。 桂馬と歩の配置が、とても巧妙なんですね。 その間を縫っていく馬。 池田ママス&パパスさんの言われる、「大馬○ (馬大○?)」 の意味が大変よく分かりました。 (^^)
『 このぐらいの収束なら、邪魔にはならない? 』はい、なんかストーリーがあって好きです。 なんでこういう手順を踏まないといけないのか ・・・ に対する、推理小説の解決編みたいで。 ^^; ヘンデスカ?
詰棋人には、推理小説の好きな人が多いようです。 おもしろい詰将棋とおもしろい推理小説、共通するものがあると思います。
- Ura さん:
- 暗算ではなかなかとけませんでした。 収束で馬捨てが入ればウマいのですが。 龍馬の軌跡は、桂馬の効きをかいくぐることで、通常のものより粗い目となりました。 氷を引く鋸、「氷の鋸」 とでも命名すれば一寸前なら面白かったか。
命名達人のあすなろさんは此の頃みえないようですが、桧になっちゃった?
主役の馬を消すなんて畏れ多くて。 って、作図技術がないだけですね。
CSA の例会であすなろさんに会ったら、大橋家の文献を研究していたりして、相変わらず忙しそう。 最近、解いてくれないのね、と追求したら、「最近のは、なんか解くのに時間がかかりそうだから」 あすなろさん、命名だけでもよろしく (^^)
- 鳥本敦史さん:
- 桂の利きをかいくぐる馬の動きが面白いです。
解いていただいたみなさん、ありがとうございました。
また、次の No.36 でお楽しみください。
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