上部が広い玉なので、とりあえず銀を打っていってみましょう。
44銀、35銀、26銀と3枚の銀を打てば一挙に狭くなって、銀知恵の輪風の構図に。
44銀、34(24)玉、35銀打、25(15)玉、26銀打、16玉、
折り返して17銀に、ここの逃げ方は注意が必要です。 25玉だと37桂とすぐに桂を活用されて早いので、15玉の一手。 26銀引、35銀引と銀知恵の輪が続きます。
17銀、15玉、26銀引、24玉、35銀引、33玉、
元の33玉に戻って、44銀では千日手なのでここで何かしなければいけません。 32とで歩を補充できますね。
32と、同歩、
さてこの歩をどこで使うか。
44銀、24玉、25歩、34玉、35銀行、25玉、37桂、15玉、
桂を活用させないように24玉から15玉と逃げようとした玉ですが、25歩で強制的にコース変更させるのが好手。 同角成だと、同銀、同玉、37桂、24玉、35角、15玉、26角、24玉、35銀、33玉、15角でぴったりの詰み。
やむを得ず34玉ですが、35銀、25玉に37桂とついに桂が始動しました。
26銀引、24玉、35銀引、33玉、45桂、42玉、53馬、41玉、52と まで31手
- 作者:
- この詰将棋の仕組みは初期配置で32と、同歩が入っている形、つまり最初に持駒歩が1歩加えると作意通りに勧めて25歩が打てることにより早く詰みます。
(実際に初手から32と、同歩を入れてから解くと分かりやすいです。)
しかしすぐに32と金とやると24玉と逃げられて詰まないのでまずは銀を打って上に逃がさないようにしてから32とを実現した手順です。
銀知恵の輪はややこしい作品が多いですが、本作は桂跳ねとと金を取る時期にポイントを絞ってすっきりしたパズルに仕上げました。
それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。
- キリギリスさん:
- △25玉▲37桂の形を作るのがポイントと気がつき何とか解けました。
- 長谷繁蔵さん:
- 変化も有りややこしかったあー
32とが質駒とは見えなかった。
- しまぎろうさん:
- パズルらしいです。
- 池田俊哉さん:
- 簡易型銀知恵の輪。32と入手から25歩と打つのがうまいアクセント
桂の二段跳びが楽しい
- 占魚亭さん:
- もう1回桂跳ねできれば……というのは贅沢かな。
- 名城健太郎さん:
- 銀の知恵の輪。
やまかんさん:
- 収束がちょいと不満かな。
2枚増えてるけどこれで天使の跳躍で気持ちよくなってるかも。
25角成の紛らわしい変化もなくなってるし。
出題図の最終手から33桂不成、同金、31桂成まで33手。
桂の3段跳びに最後も桂成で決まっていい感じですね。 これなら占魚亭さんも満足?
- 名無し名人さん:
- 25歩の発見が鍵。詰上り銀が残るのが惜しい。
- 隅の老人Bさん:
- 銀でのエスカレタ−趣向が面白い。
umakuいったら拍手を頂戴。
- S.Kimuraさん:
- 銀を並べていき,と金を取って歩を打つことに気付いたので解けました.桂馬が2回跳ねるとは意外でした.
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