第9回テーマ:詰将棋全国大会の感想

     
     

詰将棋を語ろう!(掲示板)

 いつも思うのですが、全国大会についての感想ってめったに聞けないですよね。そもそもああいったイベントで来場者の声を集めないっていうのは、めったにないことなのでは?それを次回に生かしていくのが正しいイベントのあり方ではないでしょうか。
 来場者アンケートあるのかなあ?ないのだったら、この際だから作っちゃおうかなあ。なんか仕事の延長みたいで嫌だけど。
 というわけで、皆さんの感想をお知らせください。
 ただし、「ゲッ!○○さんがこんな人だったとは!」というちょっと危ないものでもそのまま載せちゃいますからね。関係がこじれても私のせいじゃあありませんよ。
 大会は今週末ですが、きっと「○○さんの握り詰がよかった。■■の企画は盛り上がりに欠けたような気がする」なんて意見を開催日前に送ってくるひねくれ者(あるいはウケ狙い)もいるかもしれませんね。でも、そういうノリも好きなのでそれも「アリ」です。面白くないといけないのでプレッシャーはあるでしょうが。
(2000年7月16日〜8月5日にご意見募集)


 参加者5名、海の向こうで悔やむ人1名、計6名にご意見をいただきました。この意見が来年に生かされるといいんですけどね。

けんちゃんさん NAVIさん しみずさん  
由良祇毘さん 首猛夫さん 三谷郁夫さん 原田清実は…

けんちゃんさん

 今回の全国大会で僕が一番感心したのは、看寿賞受賞作を大画面に映し出して並べながら解説したことです。しかも柳田先生の解説付きで!あれは良かったなあ。できれば来年以降の会場もああいうことが出来るようなところを選んで欲しいくらいです。
 あと三谷さんの歌の上手いこと!噂には聞いてましたがやはり素晴らしかったです。氏とは部屋でもお話しさせて頂いたのですが、謙虚な口調が印象的でした。

 個人的には嬉しいことが二つありました。一つは相馬さんに話しかけたら「相変わらずロックな格好してますねえ。」と言われたこと。(僕はその時ゲバラのTシャツを着ていたのです)でも後で清水さんを見たら彼はつげ
義春のTシャツを着ていて、レア度で負けたような気がします。しかしあんなTシャツ、どこで入手するんだろう?
 もう一つは柳田先生に褒められたことですが、これは秘密にしておきます。

 では原田さん、来年は体調万全で名古屋に来て下さいね。

※レコード大賞受賞者は涙を流してその曲を歌います。芥川賞受賞作を朗読するわけにはいかなくても、詰将棋の手順を並べるくらいならば時間もかかりません。スクリーンに映し出すことは無理でも、せめて大盤解説くらいはあってもよさそうなもの。今までどうしてそれがなかったのか、考えてみると不思議なことです。
やはり「交流」は大切ですね。来年は体調万全で臨みます。もっともいきなり彼女を連れてきたりする人がいたら一気に壊れちゃうかもしれませんけど。

このページの先頭へ


NAVIさん

レポート読みました(^^)

え?縫田さんが彼女と??
超見たかったぁー!!

この間の詰工房の席上で、梅田さん彼女同伴事件(?)の話になり
「自分は彼氏を連れていく勇気はない!全さんは?」
と訊ねたところ、笑ってごまかされた。
……ま、まさか!?

(ふむ、かなり本筋からズレてしまった)

全国大会成功おめでとうございます。
皆さんのレポートを読んでいると、羨ましくなってしまいました。(くーっ、行きたかったぁ!!)
いつかは自分も参加できればと思ってます。(っていうか絶対参加してやるからな!)
それでは、本当におつかれさまでした(^^)

※「絶対参加してやるからな」という心意気が憎いねえ。来年に期待だなこりゃ。
まあこれだけいろいろなところにレポートが掲載されていれば、参加していなくてもある程度雰囲気は伝わるでしょう。多くの視点から書かれていることもいいですね。いい時代になったなあ、っていくつなんだ私は?

このページの先頭へ


しみずさん

よかったこと悪かったこと

よかったこと
見る人を楽しませる工夫がなされていたこと。「音と映像」もそうだが、「袋・本とお茶」も。
悪かったこと(というか残念なこと)
初対面の人と話す機会がほとんどなかった。職務上しょうがないか。
三谷さんの歌がビデオのテープ交換で映ってなかったらしい。
私の「100人」の最中、静岡新聞の記者さんは表で森田さんを取材していて
見てくれなかったらしい。
女性の参加が一人だったこと。

まあそんなとこかな。
今回週刊将棋など専門紙の取材ゼロだが、将棋界は見る眼ないよね。こんな凄い大会を。
その点、一ファンとして参加した神谷さんは偉い!
これからは「取材してもらう」ではなくうちらが積極的に情報を発信する立場となるで
あろう。へたな記者より優秀な人材揃えているのですから。全詰連の広報活動は
そうあるべき。

※「お茶」をあげているあたり渋い!ちょっとした心遣いみたいなものなので忘れている人も多いかもしれませんが、よかったですねえ。コーヒー飲んだことで昼食を摂ってないことも忘れられたし。まあスタッフ、中でもしみずさんの場合はさすがにいろいろな人とお話して回るわけにいかないのはしょうがないですね。
取材の件について思うのですが、全詰連から専門誌紙には広報があったのでしょうか?最近この点が気になってしょうがありません。きちんと伝えていた上で取材が来なかったすれば、それは「将棋界は見る眼ない」というよりも、「ニュース・バリューがない」と判断されたということだと思います。それに続く文を読んでいて、次のテーマを思いつきました。ありがとうございます。

このページの先頭へ


由良祇毘さん

熱かったです…

初めての全国大会参加となりましたが、予想をはるかに越える熱気でした。それなりに気合は入れていったつもりでしたが実際には熱気に圧倒されてしまいました。次から次へと憧れの方やネットでお会いしている方などとお話して感動でぶっ倒れそうでした。(笑)
あまりに強烈すぎて何から思い出していいのやらわかりません…。楽しかった一方多少の後悔も残り(^^;) 来年はもっと楽しめるようにリベンジです!

※暑かったですねえ、ってそっちじゃないか。そうなんですよね、それでクセになっちゃうんですよね。初対面の人も次の大会ではお友達(?)。遠征も「年に一度だからいいかなあ」とか思うようになって。
「何から思い出していいのやらわからない」というのもいいですね。私なんて「どこまで思い出せるのやらわかない」ですもの。

このページの先頭へ


首猛夫さん

新機軸

初っ端から、異次元に足を踏み入れたみたいだった。
最初から最後まで、完璧な構想、新機軸、しかも今までの全国大会の良いところも失わずに成立したところに見事なまでの配慮がある。
例えば大きなスクリーン。
将棋盤をスクリーンに映し出す。
考えてみれば、簡単なことで誰もが考えそうなものである。
それは、詰将棋にもいえる。
上田吉一氏の成銀を引き寄せる作品があり今村修氏の天月舞がある。
アルカナへの道は当然のように思える。
しかしアルカナは永遠の名作であり、天月舞も不朽の名作である。
(両作品が看寿賞を取らなかったのは詰将棋界、永遠の謎だ)
誰もが出来ることであり、誰もやらなかったこと、そしてそれが新しいこと。
それが、天才の引き出した発見や発明である。
本大会から、全国大会は新たな一歩を踏み出したといえる。
プロデューサー福島竜胆氏に看寿賞特別賞を本気であげたいと考えているのは私だけではないと思う。
もちろんそれらもみんなの力が合わさってのことではあるのだが、みんなが力を出せるような布石をうった点も見逃せないのである。
恐るべし竜胆氏。

※最後の一文に迫力がありますね。福島さんの凄いところは、企画力がどうのこうのよりも「行動力」です。「やろうと思えばできる」ことを実際に行うことはこれが意外に難しい。特に全国大会のスタッフなどはその動機づけも難しいところです。誰にも強制力はないわけですから。そうしたときに重要なのはリーダーの魅力でしょう。「なんか手伝わなきゃ」という気にさせるには「俺は本気だぞ、凄い大会にしてみせるんだ!」というのが伝わらないといけません。その点福島さんは凄かった。
看寿賞は無理だとしてもなんかないのでしょうか?

このページの先頭へ


三谷郁夫さん

ハイテンション!

今までの全国大会とは一線を隔すものがありましたね。将棋のルールさえ知っていれば詰将棋未経験の人にも楽しめる演出が出来ていたと思います。指将棋のイベントでもファンファーレで始まるものなんて無かったのでは?
「WONDER PARAISE」については手前味噌になるので省きますが、イベントに音楽を活用するのは有効な定跡手段と思います。あらゆる文化、文明もその発展の底流に必ず音楽が重要な位置を占めています。(ちょっと大げさ?) 開会の宣言、締めくくり等、音楽を使うことでメリハリがついたはず、もし何もなかったらどうだったか想像すればわかると思います。
まあ今回は主催する側として参加できたのでテンションが心地よい高さでいられました。いつもだと途中で必ず煙草吸いに抜け出してそのままだったりしてたのですが、内容が面白くそれもなかった。懇親会ではいままで見たことのないものを見ることができたし・・・。えっ?何って?、そりゃもうハイテンションの原田さんに決まってるじゃないですか。

※音は大切ですよ、音は。音の持つ力は絶大です。でなければ"SE"なんて言葉が存在するわけがない。思えば今まで静かでしたね。やはり行きつく先には「対局」のイメージがあるんですかね?うるさくしちゃいかんという。
ええと、それから…。あそこまで「行っちゃった」のは10年ぶりくらいですかね。10年後の大会に期待してください。

このページの先頭へ


原田清実は…

何はともかく無事に終わってよかったですね。いや、私の精神衛生的には全然「無事」ではないのですが。
まあ今回の大会そのものについての感想はレポートにも書いたので略。スタッフだとなかなか思うように行動できないのがつらいですね。特に今回は「名札係」でもあったので、目の前で名前を書いていただいているわけです。あ、この方が、と思ってもお話している間はない。もったいないなあと思いつつもしかたないところです。来年は気楽に臨むぞ。

ところで、その後のいろいろなできごとを経てひとつ企画を思いつきました。

座談会なんてのはどうでしょう?シンポジウムといっても構いません、大袈裟ですが。
たとえばこんな感じ。
「類作についてですが…」「あれはねえ、しかたないですよ」「私も先を越されたってことが何回かありまして…」「私はそんなときは図面を破いて捨てちゃいますね」「まあ、長編はね。短編ではある程度大目に見て欲しいなあ」「類作が発表されてしまうのはしかたないと思います」「存在の是非を問うのではなく、評価に反映されればいいんじゃないかな」「いや、編集部にデータベースがあれば多少はなんとかなるでしょ」「いやいやそれは…」
パネラーを揃えればけっこう面白いと思うのですが、だめですかねえ?

このページの先頭へ