詰将棋おもちゃ箱くるくるおもちゃ箱

くるくる展示室 No.516(新春3) やよいさん

くるくるおもちゃ箱
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棋譜ファイル(柿木将棋kif形式)

出題時のコメント:
馬の大活躍 50手台

くるくる展示室No.516 やよい

新春くるくる特集のトリは午年らしく馬の活躍する趣向詰です。 3筋6筋のと金が何となく趣向を想像させます。 さて、どんな趣向が飛び出すのでしょうか。

初手から悩みますが、37馬切りが好手。 同玉は48金までなので取れませんし、58玉と潜るのも47馬で捕まるので、57玉と銀を取る一手。 58歩から59金で押さえて48馬、46玉までは流れでいけそうですが、打歩詰でどうするか。 ここでと金を捨てるのが打歩詰を打開する軽妙な一手。

  37馬、57玉、58歩、同玉、59金、57玉、48馬、46玉、56と、同玉、

読みが必要な手順で、なかなか趣向が見えてきませんが、じつはこの10手で1サイクル。
初形の59馬と47玉の関係が、48馬と56玉になって、1段上がって左右が逆になっています。
では、この手順も左右反転させると考えると、次は66馬? えっ、タダですけど。
でも大丈夫。 同玉には84馬と金が取れるので、捕まるのです。
続けて左右反転の手順を進めて行きましょう。

  66馬、46玉、47歩、同玉、48金、46玉、57馬、55玉、45と、同玉、

これで57馬・45玉と初形から2段あがった形になりました。 次の35馬は桂が利いていて取られる心配はないので、安心して続きを楽しみましょう。

  35馬、55玉、56歩、同玉、57金、55玉、46馬、44玉、54と、同玉、
  64馬、44玉、45歩、同玉、46金、44玉、55馬、53玉、43と、同玉、

ここからは収束。 大活躍した馬も陰で支えた馬も両方消えてきれいに幕を閉じます。

  61馬、同と、45香、34玉、44馬、23玉、35桂、12玉、
  11馬、同玉、22金 まで51手

作者「歩とと金を捨てながら馬金で追う10手サイクルで、馬が行ったり来たりの複雑な動きをします。 11手目66馬を支え無しで成立させるのが作図の肝で、他の変化紛れも割り切るのに大分苦労しましたが、全部読み飛ばして鑑賞いただければと思います。」

意外性のある手順で、読み飛ばすのはちょっと厳しいかも。 馬の動きがとても楽しい趣向なので、解けなかった方もぜひ手順を並べてお楽しみください。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

橋茂さん:
馬が大活躍する詰め手順を十分に堪能させていただきました。
Estalightさん:
馬が二枚とも捌けていて良いと思いました。
蛇塚の坂本さん:
二枚の馬も消え金との連係もピッタシで気持ちの良い収束。
山下誠さん:
5九に打った金を馬が引き連れていく様が面白い。 打歩詰の局面をと金捨てで打開するなど、適度に変化もあってよい。
竹中健一さん:
馬の動きが面白いですね
名越健将さん:
そんなに難しくはないとは思うが、詰将棋ボケしているので、コツをつかむのに仲々骨が折れますね。 はじめは2枚馬の連携かなと思ったが、右の馬が殆ど活躍している印象。
池田俊哉さん:
59馬が左右に飛び交いながら玉を上部に押していく
最初の二回(37馬、66馬)が捨駒になっているのも良く、主役の馬が11に消えるのもうまい
小山邦明さん:
玉は66にいくと84馬がある。 68歩と61香の駒の配置がうまく、収束がすっきりした。
占魚亭さん:
馬・金コンビで玉を押し上げる。12手目同玉の変化をクリアすれば、あとは楽々。
たくぼんさん:
趣向のスタートの66馬のインパクトが大。 変化も読みながらの趣向なのでしっかりとした印象です
松崎一郎さん:
馬金歩で追い落とされ最後は雪隠詰。
小林徹さん:
8四金は取るものと思っていたのに取らなかった。 8四金はとんでもない赤ニシンでした。
おかもとさん:
馬と金の二人三脚。 午年の新春にふさわしい趣向。

くるくる展示室No.516 解答:14名 全員正解

  池田俊哉さん  Estalightさん   おかもとさん  小林徹さん
  小山邦明さん  占魚亭さん  橋茂さん  たくぼんさん
  竹中健一さん  名越健将さん  蛇塚の坂本さん  松崎一郎さん
  水野龍男さん  山下誠さん

当選者は、展示室で発表しています。