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詰将棋おもちゃ箱くるくるおもちゃ箱

くるくる展示室 No.453 本間晨一さん

くるくるおもちゃ箱
くるくるおもちゃ箱

棋譜ファイル(柿木将棋kif形式)

出題時のコメント:
縦から横に 30手台

くるくる展示室No.453 本間晨一

2筋に並んだ成桂。 持駒に香が4枚あるので、香を使って成桂をはがして行くんだろうなと推測できます。 実際に進めて見ましょう。

  17香、同成桂、同と、15玉、
  16香、同成桂、同と、14玉、
  15香、同成桂、同と、13玉、
  14香、同成桂、同と、12玉、

もう邪魔な成桂はなくなったので、続けてと金で押していきましょう。

  13と、21玉、12と、31玉、

ここからは取った4枚の桂を使って横に送っていきます。

  43桂、42玉、54桂、52玉、
  64桂、61玉、73桂、71玉、

一見逃げ切られたかと心配になりますが、巧みに桂を捌いて、19の飛を活用する順がありました。

  72桂成、同玉、62桂成、同玉、
  69飛、72玉、61飛成、82玉、
  81龍、93玉、83龍 まで39手

作者「持駒4香による縦列の4成桂剥しです。 4成桂を剥した後は、一呼吸おいてから4桂連打して、最後は桂のさばきから飛車の活用で詰みとなります。」

成桂をはがしながらの縦送り、4枚の桂で横送り、最後はちょっぴり龍追いと、いろいろ楽しめる趣向詰でした。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

下町忍者さん:
流れる手順で秋爽快!
川石隆志さん:
脇役だった龍が最後は主役に。
山下誠さん:
前半は香の連打、後半は桂の連打で趣向に統一感がある。
松崎一郎さん:
見た目から楽しそうで解図意欲をそそられる。
蛇塚の坂本さん:
桂と香の機能を見事に遺憾無く発揮した作品だ。
おかもとさん:
41金を41とにして玉方71飛を追加し、四桂詰で終らせる手もあったかも。

その案もありそうですが、19の飛を捌きたかったのかも。

ひろぽんさん:
香車と桂馬の王手が気持ちいい
S.Kimuraさん:
最後に飛車が活躍するとは思いませんでした.
池田俊哉さん:
序はと金で縦押し、そこから取った桂で横追い。
収束あっけないが初形の19飛をうまく活用といったところか
自分なら18とと41金は揃えるかな...

なぜ18金でなく18とにしたのか、ちょっと不思議ですね。

鳩森美羽さん:
香による縦の攻めから桂による横の攻めへとの流れが対照的。 序盤を支えた飛車が最後玉を仕留める構成がうまい。
占魚亭さん:
香4から桂4へ変換。最後に眠れる飛を活用。
inokosatoshiさん:
取った桂馬を上手く処理できました。
嵐田保夫さん:
妙味はないが、持駒四香から四桂への変換させて仕上げるのは珍しいか 。
浜野乙三さん:
初手が限られている様で考えやすいです。

くるくる展示室No.453 解答:14名 全員正解

  嵐田保夫さん  池田俊哉さん  inokosatoshiさん  S.Kimuraさん
  おかもとさん  川石隆志さん  下町忍者さん  占魚亭さん
  鳩森美羽さん  浜野乙三さん  ひろぽんさん  蛇塚の坂本さん
  松ア一郎さん  山下誠さん

当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。