次へ
次へ
詰将棋おもちゃ箱くるくるおもちゃ箱
くるくる展示室 No.227 三輪勝昭さん
くるくるおもちゃ箱
くるくるおもちゃ箱

棋譜ファイル(柿木将棋kif形式)

出題時のコメント:
合駒は何? 30手台

くるくる展示室No.227 三輪勝昭

飛の横利きで、玉は9段目しか動けない形。 8段目は歩とと金で守られているので、29金と横から打っていくしかありません。

  29金、49玉、39金打、59玉、49金打、69玉、59金打、79玉、

88龍は角で取られてダメ。 79の歩が消えたので、69金と捨てれば89龍と左から迫ることができます。 さて、合駒は?

  69金、同玉、89龍、79銀合、

桂香歩は打てず飛角は品切れ、金か銀ですが、金合は59金、同玉、79龍と取れば、69合に49金打まで。 銀合と決まります。 龍による送りでは金打金合が多いのですが、本作では金はあらかじめ打ってあるので銀合でも続けて送ることができるのですね。

  59金、同玉、79龍、69銀合、
  49金、同玉、69龍、59銀合、
  39金、同玉、59龍、49銀合、

29飛、同玉、49龍と銀を4枚入手して、ここからは収束です。

  29飛、同玉、49龍、18玉、19銀、27玉、29龍、16玉、
  17銀、同玉、26銀、16玉、17銀打 まで37手

49龍に39金(飛)合は19とと捨てて簡単。18玉に29銀ではなく19銀として29龍の余地を残すのがポイントです。 17銀に15玉は24銀、14玉、15銀打まで同手数で、これも正解です。

持駒の金4枚が龍による送りでいつのまにか銀4枚になるおもしろい趣向詰でした。

作者:
収束はくる展仕様です。採用されたら発表後に三輪仕様を考えようと思っています。

ということで、「三輪仕様」の参考図が届きましたので、ここで紹介します。

作者:
自作。収束はくる展向きに最速のつもり。これでは三輪流ではないので参考図を造りました。
参考図
持駒 金金金金
玉方 12香、34香、35香、36香、37歩、39玉、42角、44角、47歩、57と、67と
詰方 13と、18と、22歩、28飛、79歩、86龍以上。
49龍、18玉以下27銀、同玉、29龍、28歩、18銀、16玉、25銀、同玉、28龍、@26銀合、14銀、15玉、16歩、同玉、17銀、同銀、25龍迄45手詰。
@26金合は16銀、同玉、17歩、25玉、26龍、同玉、16金迄。同手数で作意順も詰むので希望限定。
完成度はともかく、もらった銀はこれくらい捌かないと三輪勝昭作とは言えない。
しかし、この図ではくる展向きでない。参考図として載せて頂ければ幸いです。

棋譜ファイル(柿木将棋kif形式)

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

しまぎろうさん:
49金から金打金合の趣向かと思いましたが、四金から四銀ですか!
占魚亭さん:
金から銀にバトンタッチ。
名城健太郎さん:
合駒は金。
凡骨生さん:
四金を四銀に上手く替える。
キリギリスさん:
金4枚を捨て銀4枚を取得する手順が9段玉特有。
長谷繁蔵さん:
収束が少し残念
ぬさん:
金4枚を銀4枚に変えるのが面白いです。
やまかんさん:
金を銀に換える高度なくるくる詰将棋。
太刀岡甫さん:
金を並べ始めたときはどうするのかと思ったが、なるほどこういうことでしたか。取った銀も全て使い果たしていい感じです。
きたさん:
銀4枚でうまく詰むようにするのが腕の見せ所か
名無し名人さん:
四金を連打してから捨てるのが良い。
やぶいりさん:
一歩四金、一飛四銀。
池田俊哉さん:
広義の持駒変換? 金が一枚でも戻ってくれば早いという単純な意味づけが良い
小林巧さん:
確かに、香合も桂合も禁手というのは、ツライですね。
隅の老人Bさん:
金から銀へと持駒が変わります。損して得(解く)取れ、ですね。
S.Kimuraさん:
金がどんどん銀に変わっていくのが面白かったです

くるくる展示室No.227 解答:19名 全員正解

  池田俊哉さん  S.Kimuraさん  きたさん  キリギリスさん  小林巧さん
  しまぎろうさん  隅の老人Bさん  占魚亭さん  太刀岡甫さん  名無し名人さん
  にゃんのすけさん  ぬさん  長谷川琴さん  長谷繁蔵さん  凡骨生さん
  三輪勝昭さん  名城健太郎さん  やぶいりさん  やまかんさん

当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。