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詰将棋おもちゃ箱くるくるおもちゃ箱
くるくる展示室 No.224 菅野哲郎さん
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棋譜ファイル(柿木将棋kif形式)

出題時のコメント:
桂は全部捨てる 30手台

くるくる展示室No.224 菅野哲郎

大駒と歩・と金だけのきれいな形に持駒桂4枚。 初手88龍も見えていて思わず解きたくなります。

88龍、76玉で67との守りをなんとかしないと。 ここは68桂捨てが手筋。 65玉とと金を取るのは、85龍、54玉(75合は55とまで)、74龍、43玉、63龍と斜め龍追いで詰むので、68同とと取ります。 変化も趣向になっているのはうれしいですね。

さて、すぐに77龍は85玉と逃げられて、75龍、94玉で困りそう。ここは66とと軽く捨てるのがいい手。 同玉に77龍と行けば左に逃げられる心配はありません。

  88龍、76玉、68桂、同と、66と、同玉、

だいたい趣向が見えてきたので、しばらくは続けて楽しみましょう。

  77龍、65玉、57桂、同歩成、55と、同玉、
  66龍、54玉、46桂、同歩、44と、同玉、
  55龍、43玉、35桂、同歩、33と、同玉、

もう桂はないので、最後はすぐに22とと捨てて収束に入ります。

  44龍、32玉、22と、同玉、
  33龍、13玉、12と、同玉、
  22龍 まで33手

龍が斜めにぐいぐい押していく趣向は将棋図巧99番「煙詰」が有名で、くるくるNo.86で紹介しています。 本作はそれに桂捨てを加えて6手サイクルにした趣向です。 初手の88龍から最終手の22龍まで、一貫して龍で追い込む順は気持ちがいいですね。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

凡骨生さん:
玉のギザギザ階段昇りと龍の斜め上がりが楽しめました。
キリギリスさん:
角が竜の凧をあげているようです。
やまかんさん:
この手順はほんとよく出来てますね。桂馬打つところが工夫したところなのかな?
太刀岡甫さん:
捨てて捨てて捨てまくる。最後は清涼できれい。
長谷川琴さん:
4手目の変化を少し考えただけで、簡単でした。
しまぎろうさん:
桂捨ての意味づけが面白いです。
maimaiさん:
煙詰を解いているようで、手数と難しさは比例しないことがわかりました。
三輪勝昭さん:
ここに掲載されると言う事は桂捨てが入ったのは初めてなんですね。
誰か創っていそうなもんだけど…
捌き大好き人間としてはモロ好みです。
名無し名人さん:
趣向手順中に駒が消えるくるくる作品は好きです。
やぶいりさん:
ノコ玉と昇り龍の凧合戦。最後、うっかり11玉としたくなる。
きたさん:
こんな煙詰がありました。
水狂さん:
玉方からはと金を積極的に取れないことに気づかず悩みました。巧くできているものですね。
池田俊哉さん:
桂打に逃げる変化が気持ち良い。最後42龍と両王手に行きちょっと悩んでしまった
占魚亭さん:
桂とと金を犠牲にして竜を上げる。
ぬさん:
下から逃げられそうで逃げられない。
隅の老人Bさん:
1段登ってはドッコイショ。ようやく頂上、初日の出。
S.Kimuraさん:
桂馬がなくなってしまったので,最後はちょっとだけ悩みました
小林巧さん:
と金の肩乗りリレー、
「とっ肩と風雅」(親父駄洒落ですいません)
解いて楽しい、見て楽しいこれぞ正しくカンノワールドでした。
名城健太郎さん:
王を左辺に逃がさない。

くるくる展示室No.224 解答:20名 全員正解

  池田俊哉さん  S.Kimuraさん  きたさん  キリギリスさん  小林巧さん
  しまぎろうさん  水狂さん  隅の老人Bさん  占魚亭さん  太刀岡甫さん
  名無し名人さん  ぬさん  長谷川琴さん  藤田卓志さん  凡骨生さん
  maimaiさん  三輪勝昭さん  名城健太郎さん  やぶいりさん  やまかんさん

当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。