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詰将棋おもちゃ箱くるくるおもちゃ箱
くるくる展示室 No.209 やきのりさん
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棋譜ファイル(柿木将棋kif形式)

出題時のコメント:
迂回手順あり 30手台

くるくる展示室No.209 u-maku

対称に近いきれいな形。 じつは最初は対称形だったのですが、余詰修正で本図となりました。 初手、歩打ちは13玉で続かないので16龍と寄る一手。 15合は26桂があるので、23玉とかわします。

  16龍、23玉、

22と引、34玉で、36龍と回ろうとしたら桂が利いてる!
ここは35歩とたたいてみましょう。43玉なら42と引、45玉なら46龍で、いずれもすぐに5筋に追うことができます。 いったんは同玉と抵抗してみるところでしょう。

26龍と46龍と、どちらもありそうで迷いますね。 なんと、どちらでも詰むんです。
26龍、34玉、35歩、53玉・・・
46龍、25玉、26龍、34玉、35歩、53玉・・・
ここが出題コメントでいう迂回手順のところ。 作意はもちろん短い方の26龍です。
26龍に45玉だと? これは46龍、34玉のあと、35歩、43玉、42と引、54玉、55歩と同じように進みますが、この55歩が取れないので作意より2手短く詰みます。

  22と引、34玉、35歩、同玉、26龍、34玉、35歩、43玉、

この8手で1サイクル。 左に二つずれました。 あとはややこしい変化は省略してお楽しみ。

  42と引、54玉、55歩、同玉、46龍、54玉、55歩、63玉、
  62と引、74玉、75歩、同玉、66龍、74玉、75歩、83玉、
  82と引、94玉、95歩、同玉、86龍、94玉、

ここからは収束です。

  96龍、95合、86桂 まで35手

と金と龍で挟み打ち、豊富な持歩を使って二筋ずつ移動する趣向詰。
最後は14玉から94玉と対称な地点で詰み。 序の16龍(15合なら26桂)と収束の96龍も対応していて、音楽のようなおもしろい 構成ですね。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

鈴木康夫さん:
最初、迂回手順に嵌って40手を超えてしまいました。
凡骨生さん案凡骨生さん:
と金がキレイに並ぶ壮観だ。
僭越ながら、玉方44桂→44香とし・玉方86と金を置き・持駒歩5、とすれば3ケ所の迂回手順は無くなり39手詰となります。更に13玉とし・玉方16歩を置けば、初形左右対称形で41手詰となります。

おお、見事に対称になりましたね。 迂回手順はなくなったけれど、サイクルによって手順が変わってしまうのは、くるくる的にはかなり痛いかも。

やまかんさん:
ヒント忘れてて迂回手順で最初は答えてしまう。56竜配置で攻め方16歩追加したらいい感じかも。

微妙に対称になりませんね。

長谷川琴さん:
最初と、最後を少し考えました。
迂回手順と言うのが解りませんでした。

迂回手順は龍の寄り道でした。

三輪勝昭さん案三輪勝昭さん:
迂回手順があると言う事は手数は長くても正解ですね。
35歩、同玉に26龍が作意ですか?
45玉なら46龍、34玉、35歩〜55歩が取れず早い。
ならば26龍で46龍の方が有効だが25玉とされると結局26龍になり迂回手順になる訳ですね。
キズと言うより作意にしたい順ですね。
ちょっと考えてみました。
1回飛ばせば出来そうです。
持駒 歩五
玉方 14玉、16と、24香、44桂、64香、77と、84歩、93香
詰方 11と、21と、23と、32と、36龍、38桂、41と、52と、61と、72と、78桂、81と、96歩以上39手詰。
配置は推敲の余地はありますが、手順はキズもなくなり面白いのでは?

迂回手順の解答ももちろん正解です。 この案も凡骨生さんの案と同様、サイクルによって手順が変わるのが痛いですね。

ストンリバーさん:
手数は長いが暗算で解けたようなので。
S.Kimuraさん:
折角出来た「と金」のベルトにもう一働きさせたかったですね.
きたさん:
最長手順に逃げるのがけっこう難しい
長谷繁蔵さん:
ややこしかった
名無し名人さん:
手数が合っているか不安です。

ちゃんと合ってますよ。 もっとも迂回手順で長くなっても正解ですけど。

やぶいりさん:
16龍へは合きかずでしたか。
池田俊哉さん:
7手目、15手目で龍を奥に進める迂回手順に引っ掛かりそうになった、アブナイ アブナイ
隅の老人Bさん:
竜に追い詰められて、最後は桂跳びであえない討死。無念残念、少し大袈裟。
小林巧さん:
迂回手順って?

上の解説をごらんください。

占魚亭さん:
上下から叩かれる玉。

くるくる展示室No.209 解答:15名 全員正解

  池田俊哉さん  S.Kimuraさん  きたさん  小林巧さん  鈴木康夫さん
  ストンリバーさん  隅の老人Bさん  占魚亭さん  名無し名人さん  長谷川琴さん
  長谷繁蔵さん  凡骨生さん  三輪勝昭さん  やぶいりさん  やまかんさん

当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。