攻めのと金対守りの金の構図。 これはばらして行くしかなさそうです。
22歩、同金、同と、同玉、
23歩、同金、同と、同玉、
24歩、同金、同と、同玉、
25歩、同金、同と、同玉、
26銀、同成銀、同と、同玉、
途中、逃げる変化もあるけど、べたべた打てば詰みそう。 くるくるなので、変化とばしするのも一法ですね (^^;
守り駒を全部取ったので、ここからは金銀6枚を打っていきます。
玉はまっすぐ下がっては6枚打たれて詰みなので、守り駒(81龍)のある71に向かって斜めに逃げます。
27金、35玉、36金打、44玉、45金打、53玉、54金打、62玉、63銀、71玉、
これで、やっと「とどめは龍」の龍を取ることができます。
72銀打、同龍、同銀成、同玉、
あわてて82飛と打っては71玉でも73玉でも困ります。 92飛と離して打ちましょう。
92飛、73玉、82飛成、74玉、
龍ができました。 ここからは先ほど出来上がった金の階段を使って、龍追いが始まります。
84龍、65玉、85龍、56玉、
55龍、47玉、46龍、38玉、37龍、29玉、28龍 まで49手
- 作者:
- 煙詰では駒交換を繰り返して玉を送る趣向が「落花」を始めとして種々あると思います。この「駒交換送り」(と言うのでしょうか)をベースとして二部構成にふくらませてみたのが本作です。
前半が「歩4枚を金4枚と交換〜金銀による斜め送り」、後半が「銀2枚を龍と交換〜龍による斜め送り」という強欲な?手順で、前半打った金を後半で二次利用するのがポイントです。持駒の使用順は完全限定ですが、理屈の上で特に難しいところは無いと思います。
駒交換による縦送り、そこで取った金銀打ちの斜め送り、作った金の階段を使っての斜め龍追いと、タイプの異なる3つの趣向を楽しめるおもしろい趣向詰でした。
それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。
- garden seasonさん:
- 問題図駒の配置、途中図の金の配置、終盤の龍による追尾詰に、詰将棋により一層の興味を覚えました。
いや、蘇りましたが、正しいかも知れません・・・。
- 長谷川琴さん:
- こちらは、降龍と言う所でしょうか。
- 三輪勝昭さん:
- 前半の剥がしは雑な手順だし、帰りは詰方の駒が二枚も利いている所を龍が引いて行くのは感心出来ない。
詰将棋的感覚の批判で申し訳ありません。
- 凡骨生さん:
- お隣に合わせて「降龍」ですかね。
- 長谷繁蔵さん:
- 上手いものですねえ・・・ 作意変更かも・・・
- 名無し名人さん:
- 前半の火の出るような駒交換から一転して後半は楽しい趣向手順。
- 天内啓介さん:
- 金が捌けない為、詰め上がり重いのが残念。
- きたさん:
- 盤を駆け巡る
- やぶいりさん:
- と金が一掃されてどうなることかと思ったが金銀がピッタリでした。最後28金の詰みを気にするのはヤボですね。
- S.Kimuraさん:
- 最後に龍で追いかけるとは思いませんでした.
- やまかんさん:
- 若干暑苦しい配置と手順で好みではないがうまいこと出来てますね。
- 池田俊哉さん:
- 縦+斜め一往復ずつの複合技。変化を丹念に読むと大変そうだが、人間の直感は素晴らしい(笑)
- 隅の老人Bさん:
- 梅雨空、外出もままならず、詰棋を解こうでと展示室。
詰め終わったら空に金色の虹が出ていた
- 占魚亭さん:
- 前半が圧巻。
- 鈴木康夫さん:
- 序の変化が難しかったです。
- 嵐田保夫さん:
- 詰め上がりに意外性が出ていて好感。
- タクさん:
- 歩と銀、銀と金の打ち間違えで苦戦しました。舞台づくりの後の斜めの往復は鮮やかでした。
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