横に並んだ銀は銀引きで順に送る趣向を想像させます。問題は右に送るか左に送るか。
55銀左、とこちらから入るのが正解。36玉に45銀左、26玉、35銀、16玉と追撃。
ここで、76飛と押さえの飛を活用して局面の転換をはかります。
27玉、28歩、37玉で、また銀送りの舞台ができました。
26銀、47玉、36銀、57玉、46銀、67玉と2回目の楽しい銀送り。
とどめは79桂まで17手詰でした。
銀送りの趣向は、いろいろ作られていますが、銀引きで横に送る作品は珍しく、新鮮味があります。
それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。
- コマンさん:
- 二段の銀引き面白い、もう一段すると完璧だが。
三段引きですか。できればおもしろいですが、かなり難しそう。
- 中澤照夫さん:
- 銀を千鳥に使う。中合はなかった。
76飛に中合が効きそうですが、どこに中合しても、28桂、27玉、36銀、37玉、46銀まで。
- 荒川さん:
- 初手は3五銀では駄目なのですね。それから読みました。銀が壁になって下りてくるのが面白い。
35銀とこちら側から入ると、56玉、45銀右、66玉、76飛、57玉、46銀、47玉、といいところまで行きますが、これで切れ筋。なにかありそうな形なので、誘われますね。
- 隅の老人Bさん:
- 独りぼっちの34銀、”僕も参加したいなぁ”。
34銀も合わせて動かせれば最高なんですが、これもなかなか難しい。
- 吉川浩二さん:
- 老花現象さんがいつまで記録を延ばし続けるか楽しみです。
11月で連続7回登場。やさしく楽しい趣向詰、まだまだ続くことを期待しています。
- 涼秋さん:
- 先月に続き銀の大活躍ですが,今回はラインダンスですね。
ラインダンス! そう考えるとまた楽しくなってきますね。
- 小峰耕希さん:
- 先月に引き続き銀を使った趣向手順。
作者の特徴は飛の使い方にあると思っていましたが、銀でも実力を発揮されていますね。
それにしても半年間入選し続けはお見事。
小峰さんもまたよろしくお願いします。次はフェアリーかな。
- 長谷繁蔵さん:
- 66桂合有りかと少考しましたが28桂で早詰
中合の変化もシンプルでいいですね。いつもハガキでの解答、ありがとうございます。
- どかん5号さん:
- 足取り軽やか銀のダンス。つられて34の銀も動かしたくなりますね。
調子にのって25銀とすると同玉と取られて、あれれ。
- S.Kimuraさん:
- 銀を4枚とも動かそうと欲張ったため,解くのに時間がかかってしまった.
やはり4枚並んでいると全部動かしたくなりますね。
- 諏訪冬葉さん:
- 銀をもう一度引く手が全く見えませんでした。
シンプルな趣向なので1回だけではちょっとさみしい。2回引くことで、ぐっと価値が高まりました。
- 井上順一さん:
- 銀3枚の2段活用。8手目中合で少し考えさせられた。
くるくるなので、中合はまずでてこない、といって読み飛ばすとか (コラコラ
- toshiさん:
- 銀のラインダンスといったところでしょうか.
「ラインダンス」と名前を付けると良いかも。
- 岡村孝雄さん:
- 今月は、季節がら運動会での行進といった趣きの二作。
本作、歩く方向を忘れている子供が一人いるのはご愛嬌?(笑)
76飛に中合いする変化が簡単で、暗算でも安心。
2作ともL駒による送りなので、たしかに運動会の行進というイメージも。なかなか揃わないのも一緒かな (^^; |