木目1

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第6章 合しながら (22)
角合しながら その2
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角合しながら、2番目は美しい趣向詰で有名な相馬康幸さんの作品より。
原図は偶数筋の歩も動かす趣向で、ちょっと複雑なので、シンプルな図で紹介します。 6×7+4+5手。

くるくる No.182

オリジナルの作品を鑑賞する

75角に捨合ですが、受方の持駒は角金銀歩。 歩は二歩で打てないし、金銀合では簡単で、角合の一手です。
これがわかれば、角打角合を繰り返して右に送る手順は予想できるところ。

  75角、84角合、同角、83玉、73角成、同玉、
  55角、64角合、同角、63玉、53角成、同玉、
  35角、44角合、同角、43玉、33角成、同玉、
  15角、24角合、同角、23玉、13角成、同玉、

13の歩を取ったら、再び左に戻って収束します。

  35角、24角合、同角、23玉、33角成、同玉、
  55角、44角合、同角、43玉、53角成、同玉、
  75角、64角合、同角、63玉、73角成、同玉、
             84角、83玉、93角成、同玉、

  94歩、同玉、85と、83玉、84と まで51手

「La打−Lb合−同La−玉−La−同玉」型で香をまたぎながら二筋ずつ送る、美しい趣向でした。
原図は角打角合で偶数筋の歩も動かす趣向で、歩をいつ動かすかパズル的なおもしろさもある作品です。是非ご鑑賞ください。

木目1